2005年より導入された都営新宿線10-300形。
1・2次車はJRのE231系と設計面で共通点が多くなっています。
2010年頃に8連であった1次車の4編成に2次車の中間車2両を組み込み10両化されましたが、それ以外は当面8両で残り続け、都営新宿線が10両編成に統一される際新造した10-300形に編成ごと置き換えられてしまいました。
先述の経緯から初期車である1・2次車は4編成が残存しており、同様の機器が使われているE231系や相鉄10000系では機器更新が進んでいる所謂「幽霊インバーター」が今でも聞けますが、都営10-300形初期車でも機器更新が行われるのか、または8連と同様に置き換えられてしまうのか、中長期的に見た動向が気になるところです。
都営10-300形 編成表(最新版)
編成表更新時点で、10連28本、8連0本、計280両が在籍しています。このページも最新版ですが都営新宿線の10両編成統一に伴う置き換えも参考にどうぞ。【新宿線・京王線直通向け10-300形(
コメント
特に置き換える計画がないので、機器更新だと思います。まあ廃車天国の都営地下鉄ですがw。
噂では数年前にE653系や西武20000系のような更新工事を受けたとありますが、それが本当ならば3次車以降と同様にあと15年くらいは走ってもおかしくないのではと思います。
近い内に追加新造で置き換えるか、大規模な更新工事を行わずにオーバーホール等で3次車の置き換え時期が近づくまで延命し、新形式車両でまとめて置き換えるかのどちらかになると推測します。
それにしても都営地下鉄の車両は廃車が早すぎますな。
新幹線車両は毎日時速200キロ以上で爆走するので廃車が早いのは仕方ありませんが。
自組織には更新工事を行うリソースが無く、競争環境が作れないので入札にできず京急ファインテックも頼れない、致し方ない面はあると思います。
直近で新宿線の8連廃止や、大江戸線での保安装置更新と新車投入ペース平準化といった例外的な早期置き換えを要する事業が相次いでいただけの話であり、それらが絡まない場合は概ね30年前後での置き換えとなっていることから、短命が常ということはないかと思われます。
未更新のまま置き換えるか、本家E231系同様に機器のみ更新して継続使用すると思います。
(今更ですが、8連の方も1編成につき厄介な1M車のみを廃車とし、MM’ユニット1組とT車1両を新製して組み込めば無駄がなかったのになぁ、と思います。)
近年の東京都交通局では、変にと言うか下手に異端車的あるいは少数派の編成を残すことは、部品確保の観点からあまりしたがらない傾向にあります。
10-300形初期車は、そう言う意味では後期型に車種統一して、廃車を行う可能性の方が高いと思いますよ。
都営では金欠で過去の車両をリニューアルして新型車両として導入するような例(都電7700形)がある以上、わざわざ4本新型を投入してまで統一するよりも、しばらく寿命が来るまでは走らせる。または更新工事をして、他の10-300形の更新期と重なった段階で、まとめて置き換えたほうが合理的ではないでしょうか。
初期車は近いうちに結局追加新造で近いうちに置き換えでしょう
7700化されたのは車体更新車のなかでも極一部に過ぎずあくまでも浅草線への新車導入のためにコスト削減しただけです
新宿線と荒川線では規格の汎用性も収益性の雲泥の差だし