2018年〜2019年にかけて京成本線内で早朝に快速東成田行きが存在しました。(当時A17運用)
当列車は京成上野駅を出発すると東成田まで快速運転を実施し、東成田到着後折り返し快速京成上野行きとなり運行していました。
現在で東成田行きの設定はなく、この1つ先の芝山千代田が終着となっています。当時何故芝山千代田駅まで運行しなかったのでしょうか?
2019.10.23
A17 快速東成田行き
京成3421f
@青砥
あと2回しか走らない東成田行きの快速。朝から晴れてくれて急行灯もつけてくれて個人的に好きな3400が運用入りしてくれてなかなかよかったです。 pic.twitter.com/KLqpvUKqQn— ねっとく (@ne_toku27) October 23, 2019
2019/08/21(水)
@某所
B25 回送
A17 快速 東成田
11T 快速?成田
B03 普通 ちはら台
短時間・・・ではなかったけれどネタ車が多く来てくれたのてよかったです。37が少なかったのと110thヘッドマーク失敗したのが心残り pic.twitter.com/wntRTW3IgR— しずく (@shizukush) August 21, 2019
コメント
東成田は空港第2ビルもほど近く、朝は空港関係者が通勤で大量に下車してくれます。
京成成田~空港第2ビル間を含む定期券は東成田駅も使える特例があり、両駅は500mほどの地下通路でつながっているので、混み合う空港利用客を避けながら空港に出勤するためには有効な通勤ルートになっています。
結果として、長年東成田で折り返していたのは、
1.朝の空港関係者の通勤需要に応えるために必要。
2.線路容量が逼迫する空港第2ビル・成田空港駅に入らず運転できる。
この2つを叶え、かつ、
3.芝山鉄道からは長年要らない言われて運転不要な区間をカットした。
これも足したことで存在していただけでしょう。
当時の芝山千代田駅のダイヤを振り返ってみると、
A13 714(着)→723通特上野行き
A15 737(着)→745通特上野行き
45 809(着)→819成田行き
43 838(着)→846成田行き
ここに東成田駅で、
A17 753(着)→809快速上野行き
が挟まります。
一見するとA15と45の間にうまいこと芝山千代田行きとして走れるようにも見えますが、そこまでの利用客もなく折り返しも慌ただしくなる。かといって成田止まりにすると、長時間中線を塞いでしまう。東成田行きは朝ラッシュで本数が多い中での苦肉の策なのではと思います。
成田空港側では808に71K快速特急西馬込行きが発車するので、そちらに回すわけにもいきません。
詳細はここでは触れませんが、芝山線内は開業当初から警察官または警備員の添乗措置が取られていました。
列車の折り返しができたとしても添乗に割ける要員は限られると推測でき、当該列車を芝山千代田まで延長すると時系列上「追加の人員」が必要に感じます。
添乗の動向や方法まで考察することは最早困難ですが、これを踏まえてやむ無く東成田で折り返していた可能性もあり得るかもしれません。
>詳細はここでは触れませんが、芝山線内は開業当初から警察官または警備員の添乗措置が取られていました。
空港の警備体制は2015年に大幅に縮小され、道路や駅での検問もこの時に廃止されています。