退役の進むJR東海静岡エリアの211系。
そのうち2両編成でクモハ211形が単独M車の6000番台となっているGG編成は2024年7月24日の時点で廃車となった編成は出ていません。
3両編成のSS編成やLL編成の一部は三岐鉄道へ譲渡される動きがありましたが、GG編成も2両編成ということでVVVF車を導入出来ない地方私鉄にとっては扱いやすいものとも感じられます。
果たしてGG編成の置き換えが後回しとされている理由は何故なのか、また譲渡等の可能性はあるのでしょうか?
退役の進むJR東海静岡エリアの211系。
そのうち2両編成でクモハ211形が単独M車の6000番台となっているGG編成は2024年7月24日の時点で廃車となった編成は出ていません。
3両編成のSS編成やLL編成の一部は三岐鉄道へ譲渡される動きがありましたが、GG編成も2両編成ということでVVVF車を導入出来ない地方私鉄にとっては扱いやすいものとも感じられます。
果たしてGG編成の置き換えが後回しとされている理由は何故なのか、また譲渡等の可能性はあるのでしょうか?
コメント
大垣区が現在置きかえの過渡期であり、315系の本格投入が始まり運用を「4両固定編成」「4+4の8両編成」「6両固定編成」に整理し終えた後にY30番台の編成の残りとZ編成の一部を転用して置き換えるのだと思います。
個人的には、岳南電車に譲渡されて車齢が30年近い7000型を置き換えるような気がします。岳南なら電圧が2100Vで同じなので入線が可能で、かつ3ドアのため、代替車として適任だと思います
単純に車齢的に最も新しいグループであり、同数在籍しているW編成と半固定編成を組むことででU編成との差し替えが用意なトイレ付きの4連を組成できる点から相対的な優先度が低い以上の理由はないかと思います。
神領車両区での置き換え時も、最も車齢が高く少数派のK50編成→トイレ無しでクロスシートのB400編成を組み入れざるを得ないK100編成→オールロングシートの8連半固定編成が組成可能なK0編成と難のある順に置き換えられていますから、本質的にはそれと同じ話といったところでしょうか。
譲渡の可能性に関して触れると、SUS車体の20m3扉車で2連9本在籍ということで車両限界の問題さえなければ近江鉄道の従来車置き換えに最も好適な車両といえたのですが…
富山地鉄は1M仕様なのでアウト(立山で14720系が燃えて以降MT比2:1以上がマストになりましたので。仮に2M化を視野に入れるとしても設備的に地鉄にはほぼ同時期に淘汰されそうな213系5000番台の方が好まれるでしょう)、伊豆箱根は3連が基本編成なのでアウト。残るは700系以外の従来車を代替するなら2連4本程度の需要が見込まれる上信電鉄、もしくは全数代替なら2連5本の需要がある流鉄くらいでしょうか。正直どちらも積極的に車両代替を実施する企業体力はなさそう(特に後者)なので実現可能性は低いでしょう。こうしてみると思いのほか受け入れ先となりうる事業者は少ないな、と
譲渡に関しては、少なくとも上信電鉄では2027年度まで続く今期の支援計画において車両更新は予定されていないため、タイミングを考えればないと考えるのが自然でしょうか。
また、流鉄に限らず多くの事業者では種車が単年度での廃車となることによって必要となる改造待ちの期間の車両の置き場所を確保することが困難ですから、全編成の運用開始まで複数年度を要する数を導入するハードルが高いという問題もあります。