現在ホームドア設置が進められている中央・総武線各駅停車は三鷹〜中野間及び西船橋〜津田沼間で東京メトロ東西線と直通運転を行っています。
東西線にはワイドドアの15000系や05系、ドア間隔が一般的な車両と異なる05系や07系が存在し、同線内には大開口のホームドアが設置されています。
一方で中央・総武線各駅停車をはじめとする首都圏のJR各線に順次設置されているホームドアは一般的なものです(空港第二ビル駅・成田空港駅は除く)。
現状中央・総武線各駅停車で東西線の車両が入線する乗り場ではホームドアの設置が行われていませんが、果たして今後どのような形で設置されるのでしょうか?
コメント
順当に行けば普通に大開口ホームゲート=ホームドアになるでしょう。
既に津田沼駅ではホームドア設置に向けた工事が進んでいますが、ドア部分が広く取られているとの目撃情報を踏まえると、大開口タイプのホームドアが設置される以外考えられないように思えます。
https://twitter.com/LST_miury/status/1809497431597253016?t=uUqvjqk98OrwPU0EyqwZBA&s=19
東西線の各ドア割りの在籍数とJR線に直通する運用数を考えたときに、ドア割りで運用制限をかけるのは不可能でしょう。かといって直通運転を廃止にするとは到底思えません。
普通に考えれば、メトロ車の乗り入れる三鷹~中野(5番のみ)・船橋~津田沼(5番のみ)に東西線で採用しているのと同タイプのホームドアを設置するのが現実的だと思います。
ドア開口部寸法については、05系ワイドドア車製造時に乗り入れ協定で合意しているはずで、JR都合での交渉は難しいように思います。
E233-2000が2編成浮く話が出ておりますが、ドア間隔の都合でホームドア整備予定の線区には転配出来ない為、E231-800と差し替えて運用するのではないかと予想します。
今後の東京メトロ所属車のみならずJR側の使用車両も含めて、いつ頃・どのような形態に更新されるか、によるのだろうと思います。特に客用扉の開口幅の仕様において。
他のJR各線で用いられている(JR東日本標準仕様の)ホームドアが選ばれるには、東京メトロ所有のワイドドア車や07系が前倒しで全廃されて開口幅1300mmの車両に再統一されるのを待つ必要があると考えられます。
一方で、喫緊の人身事故対策としてホームドア設置を急ぐのであれば、現状東京メトロ東西線各駅で使用されているものと同一仕様で調えられるのでしょうが、むしろこの展開であれば将来の地上専用車(黄帯車)の更新時、E233系の転入にしろE235系の転入にしろ新規導入にしろ、対応できそうな気がします。
直通を継続するのであれば、順当に東西線同様のタイプが設置されるかと思います。
同様に東葉高速線がどうなるのか気になります
JR東日本の東京建設プロジェクトマネジメントオフィスが編集している、
「東工技報」のVol.35(2021年度版)によると、
メトロ車両が乗り入れる中野駅5番線のホームドアについては以下のように記述されており、
中野駅を始めとしたメトロ車両が乗り入れる駅については、
直通を維持するために、壁式の大開口ホームドアを整備する方針で準備が進んでいることが伺えます。
『JR車両(E231)と東京メトロ車両(複数形式)すべてのドア位置に対応するホーム柵は開口部が大きくなるため、技術上の制約から5番線は壁式となった』
引用元
JR東日本 東京工事事務所編 東工技報 Vol.35(2021年度版)「中野駅中央線可動式ホーム柵整備」P78より
既に船橋と津田沼ではFDの設置工事と思われる動きが見られます。東側区間の東西線直通は限定的ではありますがラッシュ時に一定の需要があること、また東西線のワイドドア編成は10数編成あり、もともと西船橋→大手町向きラッシュ対応であることや、今からFDの為に置換が間に合うとも運用制限が可能共思えず、単純にワイドドア対応のFDが付くだけではないかと思います。
むしろ今後の動向として気になるのは、津田沼以東で折り返し中線のある幕張(含む幕張本郷)に、異常時対応等としてワイドドア対応のFDが付くかどうかでしょうか。ほとんど可能性は無いとは思われるものの、「千葉県JR線複線化等促進期成同盟」(の会員としての千葉市)では、継続的に西船橋・津田沼止まり電車の幕張又は千葉延伸をJR東日本に要望しており、実現がラッシュ帯であれば、当然に東西線直通の延伸が含まれることになります。幕張本郷は新都心への総武線側の玄関口でもあり、連接バスが走るほどの流動はありますので。
https://www.pref.chiba.lg.jp/koukei/tetsudou/documents/chibasisyayoubou.pdf