2024年度より5両編成の新型車両80000系が導入予定の東武野田線(アーバンパークライン)。
現在活躍している車両のうち60000系は1両脱車の上80000系への編入し、5両編成化され今後も活躍が見込まれますが、その他の8000系・10030型は余剰となる事が見込まれます。
ここではその中でも10030型リニューアル車を中心にし今後について予想していきたいと思います。
野田線10030型について
野田線にはリニューアルを受けた10030型が5編成(11631F・11632F・11633F・11635F・11636F)と、リニューアルをしていない10030型50番台が4編成(11651F・11652F・11653F・11654F)の合計9編成、大きくわけて2種類の10030型が存在し、共に本線(スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線)や東上線(50番台一部編成のみ)から転用されたものです。
本線に多く残る10030型非リニューアル車
ところ変わってスカイツリーライン・伊勢崎線・日光線などの本線系統。こちらでは伊勢崎線館林・日光線南栗橋以南で東京メトロ日比谷線・半蔵門線直通系統以外の一般列車に10000系列の6連か8連が用いられています。現状6連は終日、8連は朝晩のラッシュ時に運用されています。
このうち野田線車両と同じ両数である6連には固定編成で10000型リニューアル車と10030型50番台非リニューアル車が存在します。両者とも一部廃車は発生しましたが未だ数多く在籍し、特に後者は車内案内表示機や自動放送装置がないことから旅客向けサービスの陳腐化が否めません。
今後の予想
今後野田線では先述のように10030型が置き換えられる事が見込まれます。一方で非リニューアル車はともかくリニューアル車をそのまま廃車としまうのは(10000型・10080型で前例はありましたが)非常に勿体なく感じてしまいます。
そこで野田線で置き換えられる10030型リニューアル車を本線に転用し、本線に多く残る10030型50番台非リニューアル車を置き換えるのではないかと予想しています。本数的に全編成を置き換えるのは不可能ですが、車内サービスが陳腐化した編成を少しでも減らすのでは無いかと考えています。
おわりに
80000系投入により余剰となる10030型について予想をしましたがいかがだったでしょうか?
あくまでも個人の予想なのでもちろん違う動きとなる可能性も十分あることをご理解いただければ幸いです。今回の予想が当たるのか、また10030型に限らず80000系投入により東武鉄道の車両全体がどのような動向になるのか期待をしつつ今回の記事を締めくくりたいと思います。
コメント
野田線10030型は一部編成で電連非対応の連結器への交換や渡り板の撤去が行われており、伊勢崎線での6+2に対応できずに限定運用となってしまうため、転属の可能性は低そうです。
(2両編成の館林ワンマンへの転用が進んでいるため、浅草口での4+2や6+2がなくなることも否定はできません。)
いくらリニューアルしているとはいえ若くない車両なので、手間を考えると新車での代替が適当かなと思います。
運用途中の分割併合が既になくなっており、2連の転出で今後の8両運用充当車両は4連(2本併結半固定)や8連が中心になっていくでしょうから、6+2が組めない仕様自体はさほど問題にならないような気がします。
尤も、伊勢崎線系統の10000系列の置き換えが野田線の直後であれば細かな転用はわざわざしなさそうですが。
野田線の10030系50番台4編成はリニューアル&5両化でしょうか。
すでに10000系のリニューアル車を廃車にしているため、転属とならず廃車になる可能性はありそうです。
本線の4両リニューアル車と連結させて東上線用に改造し、東上線の未更新車と入れ替えるという手段もありますが、そこまでする必要があるのかはわかりません。
西武鉄道6109Fも次期新宿線転属候補かもしれませんね!6117fまでは新宿線転属と見ています。
有副直の次に半直に90050系?を導入して50050系を池袋口に転用
30000系を再分割して寄井、久喜以北に転用しそうな気がしますな