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直前の組み換えで運命が別れた205系

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車両動向
武蔵野線引退直前に再現された南武線の帯(イベント前の写真撮影時)。

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205系の置き換えは大まかに言えば、京葉線、埼京線、横浜線、南武線、武蔵野線と進められました。武蔵野線は42編成全車がインドネシアに譲渡されましたが、埼京線から南武線までは、無事譲渡された車両と、長野で解体となった車両が存在します。直前の組み換えで運命が別れた205系をご紹介します。

南武線の205系置き換え

南武線には大きく、比較的新しい生え抜き編成、比較的古い山手線からの転入編成が存在していました。(置き換え時点では、その他、横浜線から転入したナハ17編成が存在していました。)

置き換えでは、先頭車化改造車の1200番台を含む編成を廃車とし、0番台は経年とは無関係に譲渡対象が選ばれ、タイミングで運命が大きく変わってしまいました。

205系中原電車区転出編成表(2016年1月時点)
【南武線向け0番台(一部1200番台)】←川崎  中原電車区所属205系0・1200番台  立川→ 1号車2号車3号車4号車5号車6号車<<編成クハ205モハ205モハ204モハ205モハ204クハ204動き2862312312322328

 

ナハ2編成の不具合

ナハ2編成は南武線生え抜き編成、ナハ50編成は山手線から転入した先頭車化改造車を含む編成です。
E233系の投入真っ只中の2015年5月2日、ナハ2編成は、本線上で車両故障を起こし運用を離脱しました。5月19日に中間の4両をナハ50編成と組み換えて、5月26日に営業へ復帰しました。

ナハ2編成組み換え
5月2日に本線上で車両故障を起こし、運用を離脱していたナハ2編成ですが、5月26日に中間の4両をナハ50編成と組み換えて営業に復帰しました。組み換え作業は19日に行われたようです。今日から走り始めた新ナハ2編成。2~4号車が山手線出身のナハ

 

翌月に南武線を去った2編成

ナハ50編成4両を組み込んだナハ2編成は、数日で営業を終え、6月2日、国府津車両センターへ回送されました。

インドネシアへ譲渡されることになります。当時は国府津車両センターからJ-TREC新津事業所へ配給、新津から陸送で新潟港へ運ばれていました。

ナハ2編成が国府津へ
本日(6/3)、ナハ2編成が国府津車両センターに疎開されました。編成は先に組み替えられた時のままです。やはりJRマークが撤去されており、明後日(6/5)にも新津へ配給されると思われます。Like/関連リンク見るべきと感じた記事にLik...

一方、ナハ2編成4両を組み込んだナハ50編成は、営業に復帰すること無く、6月7日、国府津車両センターへ回送されました。故障車と見られるMM'232は修理されることなくユニットカットとされ、南武支線用のナハ浜1編成が国府津まで伴走しました。

国府津車両センターから長野総合車両センターへ廃車配給されることになります

旧ナハ50+ナハ2編成6両が国府津へ
昨日(6/7)、旧ナハ50編成の先頭車と旧ナハ2編成(初代)の中間車が浜1編成を伴車として国府津車両センターに疎開されました。モハ205-232はパンタグラフを降下した状態であり、同車かモハ204-232が故障車両と思われます。またこの状況

まとめ

先頭車化改造車と同じナハ50編成にいたMM'13、MM'15は、本来なら廃車になる予定だったと推測されますが、突然の延命となりました。元トウ5編成の経年車ですが、現在もインドネシアの205系最古参として活躍中で、武蔵野線へ別れた先頭車とも再会しています。
一方、特にナハ2編成のMM'231は、巻き添えで落命した感が否めない結果となりました。

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