「4号車の5号車寄り」は車両動向をまとめるサイトですが、過去に誤報を何度も発生させています。管理として、さすがにハードなのでは?と思った動きとしてE653系の転用をご紹介します。
E653系の新潟転用
勝田車両センターへ配置され、フレッシュひたちとして運用されていたE653系ですが、E657系の投入により、新潟車両センターへ転用されました。
E653系勝田車は7連8本、4連4本が所属していたのに対して、転用後の「いなほ」が7連8本(後年1本が勝田へ里帰り)、「しらゆき」が4連4本となりました。単純な転用を想像していたところ、実際には一部で組み換えが発生しました。
組み換えと誤報の発覚
先に入場(2014年10月)していたK354編成4連は、そのまま「しらゆき」へは改造されず、後で入場(2014年11月)したK308編成7連のうち4両を「しらゆき」へ転用(2015年2月出場)、残る3両と最初の4連を組み合わせた7両が「いなほ」へ転用(2015年3月出場)されました。
JR車両編成表2015年夏の出版まで気付かず、2015年2月から3ヶ月近く誤報を流していました。
組み換えの理由
推測ですが、K354編成4両に何らかの不具合が発生し、改造工期が伸びる中、「しらゆき」の必要性が「いなほ」より高く、転用計画が変更された可能性があります。
K354編成は後年新製された編成で、何らかの作業を見込んだ計画通りだった可能性も完全には否定できず、何が起きたのか分からない状況となっています。
まとめ
正直、当時の情報網ではこれに気付くのは無理だったのではと思います。郡山だけでなく、長野、秋田と、リアルタイムの観察記録を見られる時代となった現在なら、工場内の動きで察知することができたかもしれません。
組み換えで誕生したニイU-108編成は、2018年に国鉄特急色となり、組み替えられたまま勝田へ里帰りしました(新カツK70編成)。先頭車は元々付属編成だったわけですが、今の優雅な編成美からは想像しにくいです。
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