近年、JR東日本においても拡大が進んでいるワンマン運転ですが、3〜6両編成で定義されている中編成ワンマンではドア開閉実施の為の物理スイッチが整備されている一方、7両以上の長編成ワンマンでは実施済みの路線や車両改造中の路線も含めて運転台上のモニターを使用したタッチパネル方式が採用(※直通運転を行っている常磐線各駅停車の例外あり)されているようです。
この長編成ワンマンにおけるタッチパネル方式は、そもそもの操作性や反応速度の悪さによる乗務員負担増大、ドア開閉までのタイムラグ発生などが趣味者や組合からも度々指摘されており、物理スイッチの設置を求める声もあります。
南武線ではこれらの課題が一部要因となった列車遅延頻発も大きな話題となりました。
タッチパネル方式はJR東日本が独自で開発したシステムで他社線での展開は今の所見られません(ワンマン対応で落成した相鉄13000系がタッチパネル方式との見解があります)が、利用が多く必然的にワンマン運転のハードルが高くなる長編成ワンマンでタッチパネル方式が採用された背景や中編成ワンマンと操作に関して相違が生まれた経緯が気になるところです。



コメント
「ワンマン対応を多くの編成に施工するとなった際に、ドア開閉や乗降促進放送のボタン/スイッチを設置するとなる工事に時間がかかるので、その工事時間の短縮のためにTIMSディスプレイ内に実装することにした」というのをどこかで読んだことがあります。
正直なところ少しでも予算の削減をしようとした結果としか思えません。
単に物理スイッチを増設する手間を省くためではないでしょうか。数年前とは異なり、各路線で多くの車両を次々にワンマン改造しなければならないという現状ですので、工期短縮のため、という理由もあるかもしれません。タッチパネル方式により、本文で挙げられているような諸問題があるのは把握しつつも、コスト削減・工期短縮を優先するのが今のJR東日本なのかもしれません。
工期の短縮を名目にしたコストカットですね
例によってコストカットのためでしょう。
改造のための両数も多い中、これまでワンマン化された路線は予備が少ないため改造がすぐ終わるようにしたからだと思います。
明確ですよね?
ソフトウェアの更新でほぼ済んでハードウェアの改造は最小限で終わる、このコストメリットは代えがたいでしょう。ドア開閉や乗降促進スイッチすら追設しなくてよいのですから。
自動車で言うところのSDVという奴ですね。
TIMSなりINTEROSなりの伝送線で全てを制御する構成ならではです。
物理スイッチを設けない理由の一つとして、ソフトウェア制御と馴染みやすいことから、この先のドライバレスを見越しているのではと思います。
京浜東北線、横浜線、根岸線、中央・総武線、山手線、埼京線の2000両以上もの車両を改造しなければならないので、工期短縮したいところが大きいと思います。
新造時にワンマン化を想定してなかったんでしょうね。
JR東日本は目先のコストダウンのために利用客や実際に運用する運転士の事など二の次なんでしょうね…東急(東横線)などは物理ボタン方式ながら比較的早期に対応工事を済ませていますけど。
E233系などを新造した当時ワンマン運転は全く想定してなかったんでしょうか?新造時に対応させておくなり、早期に準備工事していれば物理ボタン方式は問題なく採用できたはずです。
ほとんどの私鉄が物理ボタン方式を採用して実績があるのに対して、JRがタッチパネル方式を改めない姿勢はどうしても独りよがりというか拝金主義な体質が見え隠れしている気がします。
この短期間で多数の編成に改造を施すということで、一時的なものでタッチパネル形式になった可能性があると私は見ています。今後改造ラッシュも終わり、余裕が出てきた頃に物理スイッチの導入がある可能性もあるので、それもまた興味深いと思っています。
TIMSやINTEROSといった制御システムの仕組み上、物理スイッチを後付けするのが難しいのが理由かもしれません。
E257系のドアカットスイッチも、使うとシステム側でエラーが出てしまい、後に使用停止になったという事例がありました。
だから今は物理スイッチを増やすのではなく、システム内の画面上で操作するようにプログラムで対応しているのでしょう。ただ、最近のJR東日本のやり方を見ていると、ソフトでの対応に頼りすぎていて、実際の使い勝手や完成度が追いついていない印象を受けます。
ドア制御も物理的な配線ではなくシステムを通じて制御しているので、運転席タッチパネルでの開閉としても、物理スイッチをシステムにつないでも、やっていることは一緒です。パソコンの操作をタッチパネルでするか、マウスでするかの違いみたいなものです。
南武線で遅延が発生したのは、制御ソフトウェアのワークフローの問題で、今は改善済みといわれています。物理スイッチがあったとしてもワークフロー上の問題が原因なら結果は同じだったでしょう(開閉スイッチのロックが解除されるタイミングが遅れていたわけですから)。
もちろん、UIの視点から物理スイッチの方が良いのでは、という現場の声があがるのは理解します。