4/11にJ-TREC新津を出場した仙石線用E131系800番台。
E131系はこれまで全ての車両が同所で製造されていますが、他番台は新製試運転後比較的すぐに配給輸送されたのに対し、800番台は新潟地区で長期間何度も試運転をしています。
導入される仙石線が仙台地区のJR線で唯一の直流電化である事や800番台はE131系他番台と機器類が違うことから新潟地区での試運転が続いているとも推測されますが、その真相はどのようなものなのでしょうか?

センN1編成試運転状況
4月11日にJ-TREC新津を出場していたE131系800番台センN1編成ですが、その後連日に渡り試運転が確認されています。5月19日には信越本線柏崎や土底浜、犀潟などで目撃があります。試6529M 新津→新潟車セE131系800番台N1
コメント
単純に直流電化線区でなおかつ列車密度的に試運転がしやすいから、というだけだと思います。
わざわざ首都圏まで持ってくる必要も無いですし。
機器類に関して、どうもE721系やHB-E210系との互換性を確保してて他番台と大幅に異なる機器構成…という話も聞きますが傍からでは信憑性についてなんともいえない状況です。ただ、少なくとも配給輸送用の牽引車の動きを見ている限りここまで長期の試運転は予め想定されていたものと考えていいとは思います。
あとこれは完全に根拠のない地元民としての願望混じりの話にはなりますが、東北本部のこの車両に対する広報の力の入れようを見てる限り来月の郡山公開に合わせての配給なんてありそうです。
確かこの番台の主要機器のメーカーが変わってますよね。日立⇒三菱でしたっけ?
その関係もあって性能試験をしているのではないでしょうか。
主回路変わってるから性能試験しないとダメですね。
本当はマザーベースの仙台地区で試運転したいところですが、仙石線を除き交流ですし、仙石線だと性能最高速度が出せません。
使用機器変更の有無に関わらず、新規区分の車両については基本的に1ヶ月程度の性能試験が行われていますから、今回の場合は運用線区の近隣に性能試験を実施できる手頃な環境がなかったためにメーカー近傍の新潟地区が選ばれたものと思われ、本質的にはE235系が根府川まで入線していることとあまり変わりはないかと思われます。
ちなみにE131系の他番代については0番代が一時中央東線にて山岳区間での試験を行っていた以外は基本的に非営業区間含めた実際の走行線区にて性能試験が実施されているようです。