7月に甲種輸送・搬入されて今年度末(2025年冬)より運行開始予定の京成3200形。
第一陣となる3204編成・3205-3206号車(便宜上の仮名)は計6両での導入となりましたが、それによって何が代替されるかも注目されています。今回は3200形第一陣導入により代替される車両を予想したいと思います。
3600形3688編成(リバイバルカラー)
2020年7月よりリバイバルカラー及び6連化され運用されている3600形3688編成。
同編成は当初デジタル無線対応工事対象車の工事中の予備車として運用されているものとみられ、それが完了する2023年3月ごろをめどに廃車になるものと思われていましたが、2022年11月に3700形3748編成の故障と同3788編成の脱線事故が相次いで発生。両編成は2023年3月に編成組み換えを実施し新3788編成として運用に復帰しましたが余った計6両が廃車となってしまったため、結果的に3688編成はデジタル無線に対応し運用継続となりました。
そんな3688編成ですが先述の通りリバイバルカラーとなったのは2020年7月。重要部検査時にその姿となったため、既に本来の検査期限は過ぎていることになります。2022年春頃に長期運用離脱期間があったことや先述のデジタル無線対応工事時も1か月ほど運用離脱していたため休車がかけられ検査期限が延長されていることが考えられますが、間もなくその検査期限も迎える時期になる見込みで、3200形に代替され廃車となるのか、もう一度検査を通すのか、今後の動向が大変注目されます。
3600形3668編成(ターボ君)
残存するもう一つの3600形、「ターボくん」こと3668編成ですが、こちらも検査期限が来年4月に迫っています。
同編成のアイデンティティであった牽引車としての役割も3200形搬入時は3000形が使用されたため、いつなくしてしまっても問題はないかと思われます。
なお、3200形第1陣は6両での導入に対し、3668編成は4両ですが、3200形は編成組み換えができることが最大の特徴であるため最初の代替対象が3688編成でなければ検査期限と相まってこの3668編成が真っ先に代替される可能性も十分ありえるものかと思われます。
3500形
上記2編成が置き換えの対象にならなければ必然的に3500形が置き換え対象になるものと思われます。
特に1972年製トップナンバーが含まれる3504編成(うち4両)の検査期限が迫ってきており、先述の3688編成と共に検査を通すのか注目されます。
まとめ・補足
今回は3200形第1陣導入による車両動向を予想してみました。
もちろん意外な動き等もあることをご理解いただければと思います。
ちなみにですが、唯一残る3400形3448編成は昨年検査を通したことや8両編成であることから今回の代替対象にはならないと予想しています。
しかし、今後3200形の追加導入や新京成電鉄の合併により京成電鉄の車両動向が大きく変わることが見込まれるので、現状の京成電鉄の車両も記録していきたいところですね。
参考
コメント
4両ワンマンは予備1で回しており、特に検査時には6両で代走させるほどひっ迫しています。そんな中で3668編成を廃車にするとは考えられず、今回の3204編成が4両の予備増も兼ねている可能性もあります。
そのため、廃車となるのは3688編成だと思います。1編成だけ残しておく訳にもいきませんし、検査を通した3448編成と違う点として、宗吾には既に代替の6両がいるという点も大きいと思います。
3500形については、トップナンバーよりもデジタル無線非搭載の10両(特に相方のいない3551-3552号車)を優先して廃車すると予想しています。