印旛車両基地から宗吾車両基地へ3000形3025編成の牽引により回送された京成の新型車両3200形。
従来京成の車両が搬入等で牽引をされる際は3600形の牽引兼用車である3668編成「ターボ君」を使用していましたが、今回新たに3000形が使用されたことになります。
果たして今回の3200形搬入に伴う牽引車が「ターボ君」ではなく3000形だった理由はなぜなのでしょうか?
京成3000形3025編成が3200形を輸送
京成3200形が陸送搬入されていた印旛車両基地へ臨時回送されていた3000形3025編成ですが、夜間に3200形一部車両の輸送を行ったことが確認されました。輸送時の編成形態は、同編成の3025-3・3025-6の間に3206・3201を組み
コメント
ターボくんの代替を視野に入れた移行措置(試行錯誤その1?)に入っているのかもしれませんね。
3200形の「2両単位で動かせる」特性を活かして3+2+3の8連を組めば、普段と変わらない感覚で運転できる点が有利と評価されたかもしれません。
そして、今後3200形の増備が進み~ある程度の本数が揃えば、特定の数編成が牽引車兼用とされて、ターボくんはサイレント引退?ということになるような気がします。
3200形で代替する車両に3668編成も含まれている。ということだと思います。VVVFも3700形ベースで車体も老朽化していますので、廃車は時間の問題だと思います。1編成だけ残しておく理由もないですね。
また、4両運転の拡大に伴い運用機会も増えていますので、運用がギリギリの中無理をさせて故障させたくないというのもあると思います。
「ターボの後継として使えるか」のテストも兼ねているのだと思います。
ターボは機器は3700形相当ですが経年車でもあり、また特殊な編成でもありますのでもう先も長くない、他に牽引に使える形式は無いかと模索している中で白羽の矢が立ったのかと思われます。
これに関しては過去に同様の事例があります。
新京成N818編成の印旛→くぬぎ山への搬入時、新京成に乗り入れていた名残で新京成用のSRアンテナが残っていた千葉NTの9008編成が2両ずつ挟んで搬入をしていました。この時は、N828編成以降は自走で搬入されているため恐らくですが、1編成目は無動力で輸送しある程度試運転が出来た後、2編成目からは自走で搬入という感じだと予想します。(最も20年くらい前の話なので今更それをするのかも疑問ですが)
今回は?多分テスト的な話で。次回からは3200系同士の回送も視野に入れられているかもしれません。
単純にワンマン対応車の予備車不足と思われます。先月も車両不足により千原線において、ワンマン運用を6両での代走・かつツーマン対応が行われていました。また回送する日時を増やしても北総への回送以外は自社乗務員だけで完結することから、わざわざ4連を用いて輸送する必要がなかったからと考えられます。
仮に、ターボ君にサンドイッチして回送しようとすると、
ターボ君側の編成間連結器を棒連結器に取り替えるか、3200側の連結器を自動連結器に変えるか・・・。
よって、なるべく手間をかけずに回送しようとすると、
密着連結器側を中間封じ込めして、ユニット間側の棒連結器を出して・・・、
の方が、3025編成側も、挟まれる3200側も、無駄が生じずに合理的な為と考えられます。
これ、実はワンマン車の3508編成が全検に入っていたため、ワンマン車の予備車の捻出が困難となり、ターボ君が使えなかったのが原因です。
京成のワンマン車は3508、3516、3544、3668編成、これに芝山車の3540編成を含め5編成です。対してワンマン運用は金町線2運用、千原線1運用、東成田線1運用の4運用で、1編成でも重検、全検が入ると、予備運用が捻出困難となります。
つまり、甲種回送と他編成の検査が重なることにより、ワンマン運用に6両を2運用投入することを避けるがための措置だったということです。
とはいえ、今回のみの臨時措置かというと、Xなどに上がっていた写真を見ると、3000系同士をつなぐお化けジャンパ線が準備されていた模様です。ターボ君が3200系の置換対象という説や、今後3000系6連が牽引車、というのはほぼ確定かと思われます。
ただ、3200が恒久的に今回のような輸送ルート(空港2経由とはびっくり!)・輸送方法を使うかというと、まだ性能試験や入線確認も行われていない段階の例外措置とも見られなくもなく、いずれ京急への入線確認が行われたり、J-TREC製3200が登場した段階で、文庫からの自走回送(自走自体は印牧からでも)もあり得るとは考えられますが。
印旛からの輸送に3600形が使われたことは、過去一度も無いですよ。
金沢八景からの牽引は本線上では一方向だけに進むので、牽引車を片側に寄せて4両で最大4両を引っ張れば良いですが、印旛から宗吾は途中で必ず本線を折り返さなければならないので、前後どちらの運転台も使わなければなりません。
そうなると新車の前後に既存車両を連結せざるを得ず、中間に挟まる新車に対して、前後の車両を引き通すための配線を新車の中に引き通さなければ、進行方向後ろ側のユニットが動作しません。前後ユニットの連動には、新車を通り抜ける引き通しが必須なのです。
3600形なら4両一気に運べますけど、反面折り返し対応するには引き通しも4両通り抜ける形で行わなければなりません。しかもブレーキ周りなどに互換性が無い車両ですから、9000形でN800形を引っ張った時のように、別付けの引き通しを新車内に貫通させざるを得ないです。
3600形を置き換えるかどうかとか、検査とか一切関係無く、3600形より3000形の方が圧倒的に簡単に引っ張れるから、3600形を起用しなかっただけでしょうね。
遅レスで申し訳ありません。
AE1編成が搬入された1度限りですが、印旛からの回送に3668編成が使われていますよ。もっとも当時はスカイアクセス線開業前の為、高砂を経由しておりますが…