2023年から順次改造されている東武10030型ワンマン車。
館林地区の佐野線・小泉線・桐生線と都内の亀戸線・大師線で10000型と共に使用され、8500型を順次置き換えていますが、4編成はリニューアル後南栗橋で長期間留置されており、検査入場もしていない模様です。
過去、館林地区8500型代替完了後どこに導入されるかという議題を当サイトで公開しましたが、そちらの一部の答え合わせは都内ローカル線となりました。
しかし現状運用されている編成数だけでも8500型残存車の代替は可能な模様で、そもそも8500型ワンマン車の数に対してワンマン化改造された10030型の数が多かったようですが、運用についていない残りの編成は、いつどの路線にどのような用途で導入されるのか気になるところです。
なお、参考までに館林地区伊勢崎線用3連ワンマン車の800型・850型は計10編成、10030型ワンマン車と共通運用が組まれる10000型ワンマン車は4編成が在籍しており、運用についていない10030型ワンマン車の数は後者と一致しています。

850型

10000型ワンマン車

東武8000系 編成表(最新版)
編成表更新時点で、2連6本、3連5+5本、4連11本、6連15+1本、計182両が在籍しています。【8000系各編成の一覧】6連16本8111F8158F8159F8162F8163F8164F8165F8166F81

東武10000系 編成表(最新版)
編成表更新時点で、10連3+12本、2連18+4本、4連10本、6連7+11+9本、8連2+2本、計428両が在籍しています。【10000系各編成の一覧】10連15本11003F11005F11006F11031F11032F11634F+114
コメント
さすがに10000系ワンマン車を置き換えるとは思えないので、800系の一部を置き換えると予想します。
前回の起題からどのような変化が起きているかを一部記すと
・ワンマン・無人運転対応新車の構想が明らかになっており、大師線での試験、亀戸線での試験とその導入が構想されている
・議題に記された通り、大師線・亀戸線では現状で運用開始済の10030型の編成数で8500型の代替が可能であり、同運用への追加投入の可能性が低い
となります。それを踏まえてどうなるか予想するとその幅は限られてくると考えます。
・舘林地区伊勢崎線用3連ワンマン車の800型・850型一部置き換え
多くの同意見が寄せられています。2連では混雑が激化しないことを確認するべきと考えます。
・2本併結して東上線末端・支線区の8000系4連を置き換え、利用状況を勘案しながら時期を見て2連運用を開始する
運転室仕切りや正面貫通路の桟板、幌(幌座)、電気連結器などが撤去されていないことを確認する必要があります。T-DATCを装備していないこと・8000系4連の運行範囲が近年拡大されたことを考慮する必要があります。
・10030型1M中間車を挿入し、クハの補機類を交換して3連化する
追加改造が必要になります。10030型1M中間車をどこから捻出するか、単独M車2両+補機搭載クハでの運行が可能かどうか不明です。
・秩父鉄道に譲渡され、同社5000系を置き換え、寄居駅や羽生駅(新規)での東武鉄道 乗り入れが再開(開始)される
「秩父鉄道が東武鉄道との間での乗り入れを再開したいと考えている」との真偽不明の他の方のコメントを拝見することもあり、妄想の域ですが念のため注目したいです。
議題に記された「舘林地区伊勢崎線用3連ワンマン車の10000型を代替する」ご意見は無いとは言い切れませんが、野田線で8000系・10030型・10050型が一括して置き換え対象になっている事例に倣うと、可能性が低いように感じられます。
どちらかと言えば、運用済み車はいずれも車両制御機器の更新が行われておらず、重故障により運用不能となった際の代替分として保留されていると捉えています。
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