2022年8月に発生した豪雨で、坂町駅で水没被災をしたE129系ニイB18編成。
同編成は被災から3年が経った今も運用を離脱しています。
床下機器まで完全に水没をしたため、重大な故障が発生した可能性が考えられますが、未だに動きはありません。
なお、電車と気動車という差異はあるものの、坂町駅で同時に被災したキハ110系キハ111-202・キハ112-202は2023年10月に運用復帰をしています。
果たしてE129系ニイB18編成は無事復活できるのでしょうか?

坂町駅でE129系・キハ110系が水没
8月3日~4日未明の豪雨で、坂町駅構内が冠水し、E129系ニイB18編成4両、キハ111-202、キハ112-202の一部が水没しました。4日5時台の写真ではホーム上の一部が冠水(報道)しており、村上駅掲示の写真(時刻不明)では、E129系

坂町駅で被災したニイB18編成・キハ110系が救援される
豪雨により坂町駅構内で冠水したニイB18編成4両、キハ110系2両ですが、本日、E129系がEF81 140/141のプッシュプル、キハ110系がEF510-7とEF510-2のプッシュプルで救援回送されています。駅から水は引いているようで



コメント
運用に余裕があればこのまま部品取りにすると思われます。
床下を中心に大方の部品は再利用不可能な状態であると推測されるため、部品取り車としての価値はほとんどないと思います。
床下機器を全取り替えでの復帰か、廃車の二択でしょう。
経年を考慮すると、このまま廃車にするかどうかは微妙だと思います
(3年動いていないということは深刻な故障かもしれませんが)。
あくまでも今のところは保留扱いであって、
復帰の目処が立てば修理する可能性はあるかと思います。
3年休車でも運用に問題がないようなので、このまま廃車ですかね・・・
浸水となると、床下機器だけでなく構体内部の配線にも不具合を起こしている可能性もあるので、代替新製したほうが安上がりかもしれませんね。
兄弟車であるSR1系はまだ生産するようなので、総合車両製作所で製造する事は(スケジュール的に余裕があれば)可能でしょう。
E129系のニイB18はこのまま廃車でしょう。
修理不可能でしょうし。
となると、E129系の4両編成は1編成分減少となります。
代替新造の話もないようです。
E657系K11編成と同様に、被災時期がコロナ禍での投資抑制期間であったこともあり、運用上直ちに支障がないことから修理が先送りされている状態といったところでしょうか。
少なくとも今の時点で廃車を前提としているとは考えにくく、新潟支社ではこの豪雨被災とは別にE653系が1編成長期離脱していることも併せると、修理や予備品確保に関わる予算確保に難儀している様子が窺えそうです。
床上までは浸水しなかったようなので車体は流用できそうですが、実質新造扱いになりそうですね。
だらだらと長文になったので要約しますが、新製後まだ9年なので復旧される選択肢は普通にあると思いますが、原因が水没となると廃車も多く視野に入ってきます。
ちょっと話が大きくなってしまいますが、E129系の運行区間で非電化化の構想が練られているかどうかも影響しそうですね。その場合に該当したケースであれば、代替に投入される非電化車両の落成間近となった時点で廃車となると思います。