南海電鉄の路線は大きく分けて2つあり、南海本線と高師浜線などの支線と空港線の南海線、泉北高速鉄道線への直通もある高野線があります。
この2系統では相互に転配が行われており、1000系や2000系,8300系がそれぞれの線区から転出入があるほか、高野線と直通先である泉北高速線を走る泉北ライナーの代走でサザン用の12000系が一時的に貸出など、関東私鉄で言えば西武鉄道の池袋線と新宿線に似ています。
2024年現在、その動きは活発に行われており、車体側面にカメラを設置した高野線の8300系やワンマン対応を施した2000系が本線へ転入したり、かつて高野線所属で本線へ転出していた2000系が高野線に戻っていたり全編成が本線所属だった8000系の一部編成が高野線へ転入しています。
それぞれの動向として本線では一部区間でワンマン運転が予定、高師浜線などの支線区で2200系の置換としてワンマンに対応した2000系が投入されております。
https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/221028.pdf
高野線では6000系の置換や従来4扉車の運用が2扉車への変更が行わています。
https://www.nankai.co.jp/lib/pdf/20241017.pdf
さらに高野線では直通をしている泉北高速鉄道が2025年4月1日南海電鉄に吸収合併され泉北高速鉄道線は南海泉北線として運行されます。
これに伴い泉北高速鉄道の車両も南海の車両となりさらに車両の動きが活発になることが予想されます。
各線区の事情により複雑な動向を見せる南海電鉄の車両ですが、今後はどのような動きが見込まれるでしょうか。
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