2017年から2020年にかけて中央・総武緩行線及び常磐快速線(1編成のみ)から転用された武蔵野線のE231系。
転用1編成目となったケヨMU2編成は改造中秋田総合車両センターに入場してる際、各線の209系500番台や常磐快速線のE231系などと同様に前面が白色となったことが確認されています。しかし、出場時には転用前の総武線時代同様の銀顔となっており、AT入場中に見られた白顔は幻の姿となりました。
AT入場中に白色に塗ったということはその姿で出場することが予定されていた可能性がありますが、結果的に銀色となり出場した理由が気になるところです。
武蔵野線カラーのE231系が登場
青森での転用改造後、車体保全のため秋田へ入場している元ミツB22、B5編成8両ですが、8月16日に武蔵野線カラー帯を纏った姿が確認され、本日の秋田公開で展示されました。8月16日には敷地外からモハE230-44、モハE231-44(カラー帯
『あきた鉄道フェア in 土崎』で武蔵野線色のE231系が展示される|鉄道ニュース|2017年8月23日掲載|鉄道ファン・railf.jp
2017(平成29)年8月19日(土),毎年恒例の『秋田総合車両センターフェア』が,JR発足30年の節目の年ということで『あきた鉄道フェア
コメント
209-500との見分けのためではないでしょうか。他社にはなりますが、かつてEF64-1015が貨物更新色だったものの、EF65-1000の同色と見分けがつかず現在のいわゆる牛乳パック塗装になったという話もあります。
下塗りだったのでは?という見方が出場した後くらいには多数派でしたね。
下塗りだとすると、わざわざオレンジ帯をつける理由がありませんので、おそらく現場から白⇒銀塗装への変更要請があったのでしょう。形式の区別を分かりやすくするため、というのが最も有力な理由だと思います。
塗装差別化は中央総武緩行線で既に実施済みだったので、仮に何らかの理由で差別化意義があるとしたら、同じく209系との混在が見込まれる武蔵野線でなぜ209系と同じ塗色を採用しようとしたか、が気になる所ですね。
量産車帯や試作車戸袋のJRマークも転用後に変化が発生しており、武蔵野線E231系は外装の微調整が多いように思います。
209系との区別のためというのが有力だと思います。E231系への統一前の中央・総武緩行線のように形式別に運用が分かれているわけではありませんが、何かしら瞬時に区別できる必要性があるのだと思います。
松戸車の場合は、E231系で統一されていますが、武蔵野線は同じ顔だけど白顔の209系500番台が在籍していることを踏まえて銀顔に戻したのではないでしょうか。
また古い話を・・・
「209系500番台と209系950番台(→E231系)の識別のため」これ以上の理由を求めたことはないですが、新たに明らかになる詳説があるのでしょうか?
一般の乗客にとっては関係のない話(乗客案内上の理由ではない)だったと思います。
今見れば判ることは時代が下ると見落とされる可能性もありますので、敢えて書きますが、区別の必要のない常磐線快速ではFRP枠は白着色です。
なので、現代に照らして今後もし、運転系統単位で209系500番台(3500番台)を先に完全淘汰し、
E231系先頭車のFRP枠を交換しなければならないような状況が個別に発生すれば
もしかしたら銀着色ではなく白着色で出場する車両もあるかも知れないね、って想像までは出来ます。
何故区別しないといけないか、は中の人ではないので判りません。当時の雑誌等での新車紹介記事に何か記述があれば別ですが、あったかどうかは知りません・・・。
区別目的(という考察)は分かりますが、それであれば中央・総武線の先例があるわけで、最初から銀色で塗装すればよかったわけですよね。
やはり白塗装後に塗装差別化の必要性が指摘され、急遽軌道修正させられた可能性が考えられる所でしょうかね。
「先例」、良い言葉ですね。
思うにこの場合の先例は常磐線向け新製投入車です。こちらの方が後ですから先例が変更されたと見るのは普通です。
以下全部想像ですが、
常磐線向けで塗装に関しての恒常的な仕様変更がされたと解釈すれば白塗装にするでしょう。
単色の塗装 対 複数の塗り分け・メタリックなどやや特別な塗装では後者の方がコストは高いはずです。だから白色に変更したんだろうと解釈出来ます。
秋田で塗装変更の機会を迎えて、詳細な指示が足りていなかったか、解釈の行き違いが起こったものと見ています。
『以前と同じように』といった表現で仕様を伝達する癖のある社員さんがいらっしゃる恐れがありますね。
指示側は209系500番台とE231系が併存する総武・中央緩行線と同様にE231系のマスクをシルバーで作れと言いたかったところが、
現場側は新製車の投入状況を見るに常磐線用でホワイトに変更されているので、
モノを生産する目線で行けばじゃこの現物をホワイトに変更するんだろう、常磐線でホワイトに変更されてるしな、その仕様を継続するんだろうと解釈することになる訳です。
これは残念ながら先例があって、
『なぜ京葉線に転用された201系は、当初、前面行先方向幕の仕様が意図したものと異なってしまったのか』
この題材と話の本質は一緒かと思います。
言葉が足りない。
伝聞ですが『以前と同じものを作ってくれ』との趣旨の言葉に、発注側はこの車両において以前と同じ黒地の幕、受注側は以前から路線に在籍していた車両と同じ白地の幕と解釈して
発注側の意図したものと異なるものが納品、(仕方がないので)一旦装着されて運行された出来事がありました。
例え地色が白か黒かの違いがあったとしても、作りたての幕が汚損・破損した訳ではなく
この類例に限った場合で見れば、当初本来の意図した仕様の幕を作り直させたのは
発注に関わった社員への半ば懲罰的な示しがあったのかなと思います。
現実に発生していないことを恐れとして表現すれば、E259系の塗装について、『以前と同じように』(復刻塗装を意図して)と指示して現行塗装で出場する事件も起こしうるでしょう。
改造図面にここは何色って指示があって209と231の図面を見間違えて塗装したって聞きましたよ。
詳細を確認しないで形状は同じなので前面の図だけで判断したとかなんとか
同じ事例で言えば209の房総転用の長野1本目が幕帯が逆さまでしたよね。
指示された図面の『見間違え』『取り違え』があった(らしい)って噂があったことですね。教えて下さり有難うございます。