現在武蔵野線で運用されている209系とE231系は全て他線区から転用された車両で、同線区向けに新製された車両は1991年に導入された205系5編成が現状最後となっています。
他のJR東日本首都圏稠密線区で最後の直接新製がこれ以前に遡る線区はなく、「中古車両ばかり導入される路線」という印象は既に強くなっています。
何らかの理由で新製車両を直接導入する投資判断が成立し難いことが考えられますが、今後武蔵野線向けに新製された新型車両が直接導入される可能性はあるのでしょうか。
現在武蔵野線で運用されている209系とE231系は全て他線区から転用された車両で、同線区向けに新製された車両は1991年に導入された205系5編成が現状最後となっています。
他のJR東日本首都圏稠密線区で最後の直接新製がこれ以前に遡る線区はなく、「中古車両ばかり導入される路線」という印象は既に強くなっています。
何らかの理由で新製車両を直接導入する投資判断が成立し難いことが考えられますが、今後武蔵野線向けに新製された新型車両が直接導入される可能性はあるのでしょうか。
コメント
コロナ以降は「寿命まで同じ路線で使い倒す・基本生涯一路線」の方針が当たり前になりそうな印象があるので、そうなれば武蔵野線も他の路線と同様に将来的には新型車両が導入されるのではと思います。山手線に新型車両を入れれば転用も考えられるかもしれませんが、現行のE235系に大規模な改造を実施している以上、その辺は20年近くは動きがないと見て良いかもしれません。
E231系は出区点検や自動放送、駐車ブレーキなど車両の保守や制御に関わるものがTIMSを介して行われますが、209系は駐車ブレーキが無く手歯止め使用必須なこと、出区点検などもTIMSとは勝手が違いますから、車両自体は瓜二つでもシステム上明らかに差があります。
今後発表済みのホームドア設置(TASC)や、労組資料で既出のワンマン運転などを考えると、新造車の投入は可能性は低く感じますが、少なくとも209系は代替する必要はあるように思えますが他の方はどうでしょうか。
武蔵野線の209系、E231系の出自は中央・総武緩行線で、かつ、その新製投入時期はいま置換中のE217系とそんなに違いはありません。となると、何か改造を要する施策があるなら、改造をして40年くらい使い倒すのか、そうでなければこの機会に「まとめて」置き換えてしまうかのいずれかの判断は迫られることは考えられます。ここで、209系だけを置き換えるというのは、とりあえずの取扱いの統一というメリットはあっても、それを転用で置き換えるにしても新製で置き換えるにしても異端車が残ることに変わりはなく、車両需給なり投資効果の見通しがつけば、次は車種統一を兼ねた動きが好ましいとは思います。
もっとも、その動きがあるにしても、新製なのかE233系の転用なのかは現時点では何とも言いかねるところでしょう。
武蔵野線で唯一の武蔵野線向け新造車が、あの205系です。
特別に取り替える必要を感じません。
いえいえ、武蔵野線向けの初の新車は廃車後にインドネシアに渡った当時のE14編成です。
クハ103-822 モハ102-2010 モハ103-753 102-2009 モハ103-752 クハ103-815
の6両です。
武蔵野線には2031年度までにホームドアが設置される計画なので、それに伴うはずのワンマン化が車両更新のきっかけになると思われます。
現行の武蔵野線電車である209系500番台及びE231系0番台は、その残り寿命が短いため対応工事を受けるとは思えず、何らかの中古車か新車による置き換えが予想されます。
武蔵野線は8両編成での運用なので、10両編成の中古車を使うなら2両を廃車にする必要がありますが、首都圏の10両編成通勤型電車は6M4Tなので、モハユニットを1組廃車にして4M4Tを組成する必要があります。
昨今のJR東日本の方針を見るに、彼らがモハユニットの廃車を無駄だ、と判断する可能性は高いものと思います。
つまり新車が投入される確率の方が高いものと思います。しかし時期は遅いものになるでしょう。
常磐線のE231-0がまだ4M6T・2M3Tで残っていますので絡めてなんとかしたいところですね。
本当は近郊型の方もE233に合わせて6M4T化したいところですがトイレ等大改造になるので難しいです。
山手線がE231-500→E235のような早期の置き換えをしなければ玉突き転属は生じないので、武蔵野線も直接新車で置き換える可能性はあるでしょうね。その前に209系だけは他線区からの車両と入れ替える可能性はありますが。
確かに武蔵野線は開業時から首都圏の各線区からの転属した車両が殆ど占めています。しかし、武蔵野線に新製された車両は205系5本だけになっています。だから武蔵野線は中古の車両ばかり導入されている印象が強いからです。
8両と比較的長く、ある程度まとまった編成数を転用できる武蔵野線は中古車の転用先として重宝されたものとみられます。しかし、近年は会社の方針が変化しているようなので現行車両を使い倒し、新型車両を投入する可能性もいくぶんかありそうですね。
閑散路線(房総・高崎・仙石・中央・南武支線)へのE131投入が終了すれば自ずと209-500やE231を置き換える流れになるはずです。が、近年は新車投入が遅れ気味なので、武蔵野線の長編成ワンマン開始に間に合わない可能性もありそうです。
E131投入を諦めて武蔵野線向けを新造するシナリオもありますが、どちらかというと既存車にワンマン設備・TASC・延命工事等する→新車投入を2040年頃に延期という流れだと思います。
武蔵野線開業以来の新製投入車というのが103系6連1本(相前後してもう1本ありますがそれは中央線快速からの転用)、JR化後に205系6(→8)連5本40両の合計46両しかありません。いずれも増発が絡むものです。
どういうわけかこれら新製投入車は2両(103系)を除いて廃車体と現役で海外に姿を残してますが。
武蔵野線は何と言いましょうか、墓場というか療養病院のような路線で、ここから出て行けたのは101系では秩父鉄道への譲渡種車となった2両、仙石線に一時的に転用されたとする4両(私の記憶があいまい)、久里浜線の末端区間に転用される予定が無しになり廃車になった2両、103系ではJR西日本への8両とインドネシアへの8両、205系ではインドネシアへの譲渡車両と、およそ国鉄・JR東日本の車両計画範囲外しかありません。
あったのかな? 青梅・五日市線とは103系6連時代に車両の遣り繰りがありましたが双方とも豊田所属の時代なので判然としません。
現状、武蔵野線全車両の入れ換えを行うほどの余剰車は他路線にはありませんし、増発で所用増でしたらその余剰車が入る可能性はありますが、209系500番台はともかくE231系は使い切りでしょうね。
ベストプラクティス2021に武蔵野線関連の扱いがあるかどうか資料をつぶさに確認できる立場にありませんが、10年前後はそのまま推移するのではないかと予想しています。ああじゃないこうじゃないとグダグダと決めかねているうちに10年なんてあっという間です。
結論を書いていませんでしたが、
相反する話ですが新型車両を直接入れるのでしたらE231系・209系500番台とも末永く使われるでしょう。
どこかの路線であれこれと立派な理由を考えて新車を引っ張ってきてくれるなら、そこの中古車が入ることになります。
そういう路線です。
将来的にE235系やその後継(E237系?)が入る可能性は無くはないですが、少なくとも当面は車体保全・機器更新済みのE231系・209系で揃えられていることもあり、現状維持でしょう。
国電総研のHPによれば、E231-0・209-500の武蔵野線転用が決まるまでは武蔵野線にE233を新製投入する予定だったとのことですから、現在まで転用車ばかりなのは偶然、計画変更の産物なのではないでしょうか。
もし計画が変更されずE231-0が南武線に転用されていたならば南武線が武蔵野線のような立場になっていたのでは、と思います。