踏切事故により床下が大破したE657系カツK11編成は2022年2月1日にKY入場しており、約2年4ヶ月が経過しています。前例のない事故との事で、かなりの復旧日数がかかると推測されていますが、どれくらいの日数を要するのか、又は修繕不可の廃車になってしまうのでしょうか?
9/10 郡山総合車両センター訪問
事故以来、運用を外れているE657系K11編成です。10号車の輪軸が1つ交換されており、復旧に向けて模索が続く様子がうかがえます。
編成はいくつかに分割され、クーラー撤去のうえ郡山駅構内に留置される車両もありました。8号車妻面を見ると休車札。 pic.twitter.com/pBxVgNXQIn— ポコピタ (@Poko_Pita_G2) September 10, 2022
E657系、踏切事故の当該。
思ってた以上に床下の損傷がひどい。 pic.twitter.com/ucVL4JBK0b— ムーさん (@ed75wamu) December 26, 2021
コメント
E657系の現行運用数は14で、K11の離脱込みで考えても余裕で予備や波動要員を確保できていると言えるでしょう。
そもそも復旧を目指したところで「復旧後に無事故車と同等の安全性が保てるか」を証明できるか分かりませんし、K11の解体は勿論、その代替新製すらない可能性はあると考えますね。
“修理不可”と判断されているのであれば比較的早い段階で除籍や搬出等の動きがありそうなところですが、現在に至るまで保留状態であることを考えると、”修理自体は可能、ただし当面運用に支障はないため需要の見極めとコスト的な問題で実施の判断を先送りしている”と考えるのが自然なところでしょうか。
特にコスト面についてはコロナ以前からの継続案件やホームドア等の安全設備に関するものを除くと徹底して設備投資を絞っている状況が続いていることもあり、すぐに必要ということでないのであれば修理もなるべく先送りにしたいという思惑もありそうです。
事故に伴う保険金計算や裁判のための証拠保全もあって保管中なのかもしれませんね。
運用にも余裕があるので、一連の手続きが終われば廃車解体、一部部品はKYでスペア保管という流れじゃないでしょうか?
首都圏の波動用車両が不足していることを考えるとK11は復旧したほうがよいと考えられますが、やはりアルミダブルスキン構造を復旧させるのは難しいかもしれません。(J-TRECに持って行って直すという可能性もかなり低いでしょうがあり得そうですが)
先頭車だけは頑張って直すか代替新造し、損傷の激しい中間車は廃車して、短編成化の上波動用に転用するかもしれません
2019年から2020年にかけてあったE353系S206編成の時みたいに製造元の総合車両製作所に輸送して車体を載せ替えざるを得ないような気がします。
追伸
先ほど投稿したが、先頭車はもってのこと、損傷の激しい中間車も含めて車体を載せ替え、さらに床下機器も新品に交換されるかどうかが気になります。
修理して復帰させるかどうかを検討(保留)している段階ではないかと思います。
運用数に対して他の編成だけで足りてしまい、かつ修理にかなりのコストが掛かるのであればこの編成を残す意味が薄れてくるでしょう。
E233系サイ177編成の場合だと、この編成を復帰させなくとも運用に影響が出ないとの判断だったらしく結局編成丸ごと離脱しました。
某地下鉄でも車両基地構内の脱線程度で離脱した例が最近ありましたが、こちらも運用数と必要な編成数を考慮した結果だと思います。
要するに必要な本数に影響が出るのかどうかが重要だと思います。
他のコメントにある通り、短編成化して波動用にするのが良いと考えます。
将来的にはK70の後継にも出来ますし