先日、近畿日本鉄道が新型一般車両の情報を公開し、形式名が「8A系」であることや、2024年度は奈良線・京都線などに4両編成を12本、2025年度は同線区に加えて大阪線・名古屋線や軌間が異なる南大阪線に、4両編成を計17本導入する計画であることなども明らかとなりました。
老朽取替対象となる車両・編成は勿論、「8A」という奇特な付番の基準や、軌間変更が確実な南大阪線など、他線区向けで別の形式付番が発生するのかが注目されます。
近鉄8A系 2024年10月に運行開始
近畿日本鉄道は本日、新型一般車両が2024年10月に奈良線などで運行開始すると発表しました。形式名は8A系で、今年度は4連12本が投入予定です。また、2025年度には奈良線の他、大阪線、名古屋線、南大阪線にも新型車両の導入を予定しています。
コメント
「8」という数字と「A」というアルファベット双方が奈良線系統の車両や駅ナンバリングで使用されていた法則があったもので、シリーズ21でいう「下2桁の20」のような固有付番が読み取り難いので、他線区向けで別付番となる場合の形式番号予想は割れているようですね。
数字の方が変わるなら「1A系・2A系・6A系」が、アルファベットが変わるなら「8D系・8E系・8F系」が登場することになりますが…。
シリーズ21での例を踏まえると、路線系統別のみに依る付番分けはなさそうで、車両設計に違いが発生した場合に別形式番号となるのかなと思います。
標準軌から狭軌に変更される南大阪線向けは6A系になると予想しています。
大阪線・名古屋線用はトイレ付となることが予想されますが、
5800系などの例を見ると、トイレの有無では形式番号は変更されず、
いわゆる電算記号だけで区別される可能性もありますね。
いずれにせよ「1A」ではなく「8A」からスタートしたのには
何かしら理由があると考えてしまうのも頷けることで、2025年度以降の発表も楽しみです。
型式付番が今までの近鉄と全く異なるものになるかもしれませんね…
来年度は名古屋線に入る予定ですが、4両ということはあくまでも急行用、トイレつきということになるのでしょう。
大阪線用も名古屋線向けと概ね同じ仕様になりそうですね。
近鉄8A系は京都市営地下鉄烏丸線と阪神なんば線に乗り入れるでしょうか。
阪神には、乗り入れ対応には、ならないですし、京都市営地下鉄にも対応していない新型車両です。L/Cカーなので非乗り入れ対応は、当然です。
あえて言いますけど、2年前に「予定なし」と発表されています。
https://trafficnews.jp/post/118683
車番を4桁に縛っていることに由来する、インフレナンバーの新展開ですね。おもしろいです。東武8000みたいな5桁化は(そもそも)できず、東急8000のようにもせず(できず?)に。
ともあれアルファベット採用したことで、系列区分を26ほど増やせる展開となったので、車種は従前以上に多様化するのではないでしょうか。
従来の通勤車とは全く異なるデザインで、前面のデザインが団体専用車の20000系「楽」みたいですね。
塗装が伝統のマルーンに戻って何より。
奈良線向けが8A系なら、大阪線向けは1A系、南大阪線向けは6A系、名古屋線向けは2A系になるのでしょうか…