2030年度までに全車両をVVVF車に統一予定の西武鉄道。
現在新宿線の特急「小江戸」で活躍する10000系は多くの編成が前世代形式から機器を流用した抵抗制御ですが、最後に製造された10112Fのみ20000系のものをベースとしたVVVFになっています。
VVVF車ということで理論上2030年度以降も残る可能性はありますが、一方で1編成だけあっても使い道が中途半端であり、また会社は違うものの同じような境遇であった東武250型251Fが廃車となった例があります。
果たして10112Fは今後どうなるのでしょうか。
西武鉄道の全所有車両VVVF化は2030年度完了予定
日本鉄道技術協会の協会誌「JREA」2022年12月号によると、西武鉄道が新造車両と並行して「サステナ車両」を導入することによって2030年度までに全所有車両のVVVF化を目指していることが明らかになりました。これは、西武鉄道の鉄道本部長が
東武251Fが北館林荷扱所へ不定期回送
本日、東武250型の251Fが南栗橋車両管区館林出張所から旧・北館林荷扱所へ回送されました。廃車のためと思われます。250型は1998年に登場した200系唯一の完全新造車で、VVVFが30000系準拠でした。同編成は今年3月のダイヤ改正以降
コメント
他の10000系同様に廃車が濃厚ではないかと思いますが、もし西武が4000系の「52席の至福」のような観光列車を継続して運行するなら、短編成化の上で後継車種として使う可能性もあるのかなと思いました。
10112Fの登場とほぼ同時期にVVVFに更新した9000系があっさり廃車されているので、用途が無くなれば廃車ではないでしょうか?
20000系の部品取りにされてしまうか、それとも何処かに譲渡されるのか…
VVVFだから100%廃車対象外になる、というわけでもありませんし、20000系の予備部品確保用としてほかの編成共々引退、という可能性もあると思います。
廃車の可能性はありますか?
他編成と共にそのまま置き換えられるという可能性もありますが、むしろ、他編成も機器更新などのリニューアルを受けて2030年度まで残存してしまう、という可能性もなくはないと思います。特急「小江戸」の置き換えが見えていない以上、10000系に手を入れて継続使用する、という判断がなされる可能性も0ではありません。一方、経年30年越えの車両を今更更新するのは効率的とは言えず、あくまで「0ではない」という程度にとどまるかと思います。今後の「小江戸」の在り方次第といったところでしょうか。
特急料金値上げの報にクレームを入れた際、小江戸号の車両を取り替える予定がないと回答を得ました。
新車が入るなら抵抗制御車と一緒にお役御免だと思われます。
問題はいつ入るのかでしょう。
平日の朝夜は人気ですがそれ以外は空いていて、本川越駅の構造上8両特急は入れづらいのでラビューをそのまま使う訳にもいかず…最後まで残る抵抗制御車は支線よりNRAになる気もします。
廃車になるにしても、初代レッドアロー置き換え等で富山地方鉄道とかが引き取りそうです
ついでに床下機器をやり繰りして2編成vvvfにしそうです
いずれ地方のローカル鉄道に売却される運命にあるのでは…
5次車10112編成は床面高さがそれまでの1170mmから1150mmに下げられ、またおそらく中間車の連結器高さも下げられていると思うので(例:床面高さ1165mmのE231系は880mm、床面高さ1130mmのE233系は845mm)、10112編成以外との連結は行わないのではないかと思いました。
まず前提として、
新宿線にラビューをいれる予定はない。
残る選択肢は、、
①抵抗制御の編成をVVVF化する。
9000系を簡単に短縮、廃車にした頃とは懐事情が違うのでは?
②小江戸更新の予定がないならば、特急廃止か?
③7両の40000リクライニングクロス車を新造?
④これワンチャンありそうなのが、
他社の特急サステナ車両・・・
でも、狭軌の有料特急ってそんなにない気もしますが、もしかしてJR?
あるとしたら東武スペーシア100系がVVVFでしかも6両なので、一番条件に合うかと思います
コンパートメント車の座席改造が必要ですが、それさえすれば一番ぴったりではないかと
②について
西武新宿~本川越間、始発終着含め6駅停車で所要時間50分前後って、別に有料のクロスシート特急じゃなくてもいいじゃんね、ってことですよね。地下鉄直通もないですから、かろうじて対新宿の朝の着席通勤需要があるぐらいで。
>もしかしてJR?
小田急で運用離脱した全長150mほどの編成が2本持て余されていたかと想いますけど
2030年までには、小田急で30000形未更新車(EXE)の置き換えがなされている可能性が高く、6両編成もありVVVFなので、良い出物かと思います。
ただ、6両編成は2編成しかおらず、4両編成を組み替えられるとしても最大3編成しか用意できないのがネックで、他形式と併用することになり、運用面や整備性の面で課題があることも確かです。
また流石に特急車となるとライバルの小田急から買うことに抵抗がある可能性もあります。
近鉄が南大阪線の16000系を廃車にしてL/C車で代用するという噂もあるので、西武もL/Cで充分と言う判断をするかもです。
はじめましてです。1本だけって言うのが。判断に難しいところかもしれません。でも。全てをvvvf化って話になれば。機器更新? でも。やはり差が出ると思うんです。抵抗制御車両は。地鉄さんの5000系置き換え対象に。2本と1本増備で。地鉄さん内の列車置き換えに使うとかで。東武さんは。新車をあっさりと解体されましたので。難しいところです。
営団06系のような扱いの気がします
1編成だけ特殊な車両を残す理由はないでしょうから従来車の置き換えと同時にやはり廃車でしょうか
それか52席の至福のような観光列車、波動用として数年は残存
新宿線向けにはE261「サフィール踊り子」に対するE253「踊り子」のような汎用特急用車両を入れるのでは、と見ています。さすがにサステナ車両では株主総会で新宿線沿線在住の株主の方々が暴動を起こしかねませんので。
そして代替された後の10112Fについては「52席の至福」への転用一択でしょう。4009Fも直流モーター車である以上廃車は避けられず、同編成は直流モーター車全廃が予定される2030年には車齢40年を超えますのでVVVF化も考えにくい、かといって予約困難な人気コンテンツに育った「52席の至福」を4009F廃車と同時に廃止することはまず考えられない…となると自ずと答えは出るかと思います。
あと、サステナ車両についてはよく言われる懐事情的なものでやむを得ず導入に踏み切ったわけではないと見ています。予定数が100両前後、かつ現存する直流モーター車は状態や経年などから早急な代替が必須とまではいえないという前提を踏まえれば、単純計算で3年程度直流モーター車の全廃時期を先送りすれば余裕をもって自社発注車両のみで賄えるはずですから。無論導入コスト削減にも大きなメリットがあるのは当然として、それ以外の積極的な理由があるものと考えた方が自然であると考えています。
失礼、E253ではなくE257でした。
「52席の至福」に関してはJR東のリゾート系ハイブリッド車の事例から専用車両新造という可能性が皆無とまではいえないでしょうが、現実的にVVVF制御で比較的経年の浅い余剰見込み車両(10112Fは2003年製、2030年度時点でも車齢27年です)が存在する以上、それの有効活用を図る方が現実的ではないかと思います。
52席の好調具合を見るに、置き換え話が出た際に、後継に抜擢される気はします。
52席自体、走行機器は101系初期型なので、こっちを1編成残すために走行機器を延々確保するより、20000系と同じ機器が使えた方が良いですから。
西武新宿線の特急自体は、高田馬場で遅延を生んでいるので、乗降ドア増設車に置き換え必須かと。
ただ、特急型が必要か?ライナーにすべきかは悩ましいですね。
議題には「新型特急形式への置き換えを想定」この暗黙の了解を含んでいると受け取ります。観光地を目的地にした列車に運用されていますから、通勤車のバリエーションではなくデッキ付き車両が欲しいところです。
車体や運用面はともかく、サステナ車両の実態を見れば保守面で10112Fをどうしても廃車にしなくてはいけない要素がないです。他の方が既に触れていますが、観光列車「52席の至福」が非常に好評であり車両寿命で運用終了が惜しいとなれば、リニューアル要素を加えて10112Fを改造種車にする可能性は有りだと思います。
西武鉄道ではこのように定義していませんが、未知の新宿線系統向け新型特急車両を導入するにあたって、その未来の投資費用を一般車のVVVF車への代替分から振り替えたものがサステナ車両だ、と私は受け取りたいです。