2025年10月分の鉄道車両等生産動態統計月報によると、新幹線192両・JR在来線向け電車164両、民鉄向け電車は134両の受注が確認できます。
新幹線は情報が開示されているJR東海の日本車輌製造だと分かりますが、JR在来線向け電車や民鉄向け電車はどんな内訳なのでしょうか。
一方、公的企業向けの記載はありません。
【JR在来線向け】
電動車:112両(制御電動車含む)
制御車:38両(制御電動車除く)
付随車:14両
【民鉄向け】
電動車:75両
制御車:6両
付随車:53両
〈参考〉
日本車輌製造は、10月10日に、JR東海より新幹線電車192両を受注したことを開示している(PDF※外部リンク)。納入期間は2026~28年度で、既にJR東海が発表しているもの。

鉄道車両等生産動態統計調査 月次 2025年10月 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
鉄道車両、鉄道車両部品、鉄道信号保安装置及び索道搬器運行装置の生産の実態を明らかにすることを目的として、鉄道車両、鉄道車両部品、鉄道信号保安装置及び索道搬器運行装置の製造(鉄道車両においては、改造及び修理を含む。)を行い、これらの製造にそれぞれ以下の従業員を使用する事業所(自己の使用に供するためにのみ鉄道車両の改造等を...


コメント
少なくともJR向けに関しては公的企業向けがゼロであり、過去の動向からしてもほぼほぼ西日本向けか東日本向けの2択になりますが、制御車や付随車が含まれている一方で、電動車の数に偏りがみられることから西日本を含む2社以上からの発注があったと考えるのが自然なところでしょうか。
また、付随車の数に対して制御車の数が多いことから、西日本向けでない方については複数の編成形態が存在しているものと思われます。
そのほか、民鉄向けについても電動車の比率が高いことから、最新形式がMc-T-T-Mcの組成となっている京阪や南海からの発注があったと考えるのが自然そうですね。