3日に公開された朝日新聞による京成電鉄の天野社長へのインタビューにて、2028年にデビュー予定の成田空港と押上を結ぶ新型特急は都営浅草線への直通運転も視野に入れていることが明かされました。
実現すれば特急形車両による地下鉄への直通運転は東京メトロ千代田線に乗り入れる小田急ロマンスカー「MSE」60000形に続き2例目となります。
なお、地下鉄線で特別料金が必要な列車の運行は先述の小田急「MSE」の他に西武線から有楽町線・副都心線に乗り入れる「S-TRAIN」、東武線から日比谷線に乗り入れる「THライナー」がありますが、それらが運行される地下鉄路線の事業者は東京メトロであり、今回直通が示唆された都営地下鉄といった公営の事業者では前例がありません。
果たして京成電鉄の社長が意欲を示した新型特急の都営浅草線直通は実現するのか、また実現した場合はどのような運行形態となるのでしょうか?

京成新型特急は「浅草線乗り入れ視野」
本日公開された朝日新聞による京成電鉄の天野社長へのインタビュー記事にて、5月に発表された成田空港と押上を結ぶ新型特急に関して同氏が「地下鉄に入ることを見据えた車両になると思う。東京都交通局と調整を十分にしないとできないが、将来的に押上から先
コメント
実現はすると思います。しかし28年ではないでしょう
貫通扉が良く見ると絵にかいてあるのが前から話題でしたね
都営地下鉄に入るのなら,京急線へも入れるでしょうし
横浜,川崎,品川,新橋,日本橋等から成田空港への空港アクセスが現実的になります
3+5程度で作り,大容量モーターによる低MT比車にして,
組み換えを自由にできるようにしておけば,
後から需要に応じて4+4にでも,増結して5+5でも6+4にもできるので好都合だと思います.
羽田成田空港輸送と
北総線若しくは京成沿線~都営地下鉄~京急沿線の長距離ライナー運行も現実的になり,
京成,都営,京急の収益改善にかなり効果が期待できそうです
津田沼,船橋,八幡~羽田空港等/横浜の利用でも,長距離ですから特急需要はあるでしょうし
実現した場合は、おそらくは空港間連絡列車として運行されると思います。
横浜方面の運行はウィング号との兼ね合いもあり京急の意向次第ですが、実質的な通勤ライナーたるウィング号との棲み分けからウィング号が通過する横浜発着(引き上げ線が無いので折返しをどうするか、の問題がありますが)とすると思います。
都営と調整と発言し京急に言及していないのは、有料サービスを提供していないこと以外にも、浅草線が設備的に押上-泉岳寺間で緩急接続できないこともあるだろうと思います。
品川-成田空港間で成田エクスプレス(現状は都営→京成の最速種別より10分くらい速い。単線もあるアクセス線160km走行でどこまで挽回できる?)と大差ないダイヤでは、効果が期待できませんしね。
京急は品川駅の工事は予定では2029年度に終わるので、完成後は受け入れる余地を作ることも物理的には可能でしょう。
検討が必要なのは、すでにお書きになられている方がいる通り、羽田ではなく、成田エクスプレスも意識した横浜方面の運行の取り扱いだと思います。羽田空港方面だけなら意外にシンプルかも。
浅草線~京急線経由で羽田~成田の直通列車を設定するでしょう。
むしろ最初からそれが狙いの新型車だと思います。
「都営浅草線」の設備一式が京成電鉄の所有とされれば(某災害によって想定されうる案件ですが)
、今すぐできるのかな?と思われます。
(できない理由をいちおう列挙して、ツッコミあって、最適解が出ればおもしろそうです!)
(趣味目線で話すのは別にいいですが現実問題として)
ブルートレインを運行していた時のJR東日本、東海、西日本の状況に似ていると思います。
泉岳寺から羽田までの運賃と特急料金の収入で京急が納得するか。メリットはあるのか。
空港間を乗り通す乗客もいるとは思いますが、以前より羽田からの国際線は増えていますし、空港間リムジンバスの本数も減ったかと。
都心から離れた場所の成田空港アクセスと、都心に近い羽田空港アクセス。似て非なるものだと思います。
阪神、阪急のように村上ファンドが京成と京急を合併させれば話は変わりますが。
実現されるには別次年度の経営計画に盛り込むところまでもっていくべき話ではないか、盛り込めるということはそれなりの実現可能性が担保できた段階になると思います。
現時点では社長談話に留まり、何とも言えない気がします。
現状設備では浅草線内の速達効果が顕わにならないことは言うまでもないですが、国土交通省には都心直結線の構想があり、そこで所要時間短縮のための優等列車設定は前提の一つですから否定的な意向が示されることは全く考えられません。
どう少なく見ても優等有料列車を都営浅草線で新設するのですから運送約款の改訂や車両規格の協定の再確認があるはずで、そこで京浜急行電鉄が爪弾きになるのでしょうか。2社間で済むのでしょうか?
実現しても最初のうちは、【(西馬込〜)泉岳寺〜(都営浅草線)〜押上〜成田空港方面】だとは思います。
京急に乗り入れだと、【羽田空港・横浜方面〜泉岳寺〜押上〜成田空港方面】の三者間の運賃(特急料金)の調整の問題もあるでしょうし
改めて、今回の新型車両の当面の目標は【都営浅草線沿線〜成田空港】の都心からのアクセスを得ることではないかと思います。
※日本橋や泉岳寺(京急乗り換え)の需要を得れるだけで最初のうちは目論見通りと思います。
※将来的には、【三崎口・横須賀or羽田空港方面〜泉岳寺〜都営浅草線〜押上〜成田空港】もあるとは思います。