11月6日、京王電鉄は2030年代中頃までに京王線と井の頭線で自動運転(ATO)やワンマン運転を導入することが発表されました。
これらに対応するには2030年代中頃まで残存する車両への改造と必要となります。
新型車両2000系の導入が迫り、それによる7000系の代替も進むと考えられる中、京王線8000系以降の既存車両や井の頭線1000系でATOやワンマン運転の対応改造が行われる対象が注目されます。
京王電鉄、2030年代中頃までに全線で自動運転設備を導入
京王電鉄は本日開催の取締役会で京王線でのワンマン運転導入に向け、全駅のホームドア設置と自動運転設備の整備工事の実施を決議しました。井の頭線については2月5日の取締役会で決定していると説明しています。井の頭線は2020年代中頃までにホームドア
コメント
7000系の後期車と都営車を含め改造で対象すると予想します。
ただでさえ編成数が膨大なのに全て新車に置き換えるのは無理があります。
「低運転台である」ことが災いして7000・8000と1000(のうち該当する51F~60F)がすべて置き換え対象になるのではと思います。最近機器更新したとは言っても今回の件がまだ10年は先なので、その頃には置き換えが発生していても何らおかしくはない気がします。
2000・5000は確実とみた上で、9000については現在更新中の9731Fで関連機器類の導入スペースが設けられるかに注目したいです。ただ、0番台に関しては経年やら非貫通の完全排除やらで危ういのではという気もします。少々勿体無いですが、機器更新を見送って2000系で置き換えてしまう選択も有り得るかもですね…
都営車は“親”のE233-2000でワンマン化の実績があることから3次車以降で対応工事の実施が見込まれますが、ベースのそれを考えると機器更新のタイミングが…
1(内包2)次車の置き換えで京王側へ対応可能な新形式を起こして様子見、2030年代に入ってから一斉に追加投入する可能性もあるのではと思います。
先にATO,ワンマン導入が進むのは距離も短く、車両面でも統一されている井の頭線でしょう。本線系統への導入は例えば相模原線が先行してワンマン運転を開始し、順次拡大、ということも考えられると思います。
車両については、すでに廃車が始まっている7000系はATOの対象から外れ置き換えが進み、8000系以降が改造の対象になると予想します。都営新宿線はすでに10-300形に統一されているので、ATO改造は比較的円滑に進むものと思われます。
実施のタイミングを考えれば、直近で新車投入の予定がない井の頭線は全て既存車での対応と考えるのが自然なところでしょうか。
京王線については最低でも7000系は対象外になるものと思われますが、2027年度以降も年30両(3編成)程度のペースで新車が投入されるとした場合、2020年代中には7000系の置き換えがワンマン車を除いて概ね完了することや、自動運転が始まる頃には8000系の初期車が経年40年を迎えることを考えると、8000系についても一部が置き換えられる可能性は考えられそうです。