去年8月5日に東海道線大船駅付近で発生した架線柱追突事故の当該となり、同年10月4日に東京総合車両センター(TK)に入場したE231系近郊型コツS-14編成。
入場からは既に1年以上経過しています。
車体各所に大きな破損・変形が確認でき、仮に修理をするとなれば大掛かりなものとなることから長期入場になっているものと思われますが、コツS-14編成は修理をされるのか、または修理を断念して廃車となってしまうのでしょうか?
コツS-14編成の今後の動き
昨年8月、国府津車両センターE231系近郊タイプ付属編成のコツS-14編成が、東海道線大船駅構内で電化注と衝突し、15号車クハE231-8042の側鋼体が歪む等の損傷がありました。
同編成は10月に東京総合車両センター(TK)へ回送され、...
コツS-14編成が臨時回送(コツS-01編成伴走)
架線柱に衝突し大きく損傷したE231系近郊タイプ(1000番台)のコツS-14編成ですが、本日コツS-01編成と併結した10両編成で臨時回送が行われています。なお、コツS-14編成の前面損傷部分はブルーシートに覆われています。臨時回送の目的
コメント
車体は破損が大きくもはや廃車は避けられませんが、運輸安全委員会の調査中である現状では証拠物件としての保全義務があり、手がつけられないでしょう。
11月16日 東京総合車両センター構内にて大規模交通事故現場などの現場に出動する東京都直轄の災害医療派遣チーム「東京DMAT」が医療救護訓練を行いました。
S-14編成を使用し、救護訓練が行われています。
東京DMAT、電車内でトリアージや救命の訓練
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9cf74f4239d4dd131a7f2768021cfc10ab77dfc
15号車クハの廃車はほぼ確定的でしょう。問題は11~14号車の処遇。代替クハ新造、機器更新をして復帰させるのか、編成単位で廃車とするのか。
5連の運用に余裕があり、現時点で車齢20年ということを考えると、後者になるような気がしますね。
昨年の追突でe231系S14編成が入場して1年が立ちましたね。修理に手間がかかっている様です。
訓練に供用された車両は例外なく廃車かというと、修復・復帰する、模擬踏切事故で衝撃・破壊対象の車両だけ廃車で推進に使用した車両は継続使用などの事例がありますが、関係車両の廃車の可能性を高めます。
その模様の報道映像・写真は
https://www.google.co.jp/maps/place/35%C2%B036'41.9%22N+139%C2%B043'52.1%22E
のあたりで主に北側を向いて撮影されたようで、朝日新聞社系列の報道でS-14の編成記号が確認出来ます。
隣接する営業線の走行列車から訓練時間帯の様子を撮影した映像
https://youtu.be/eGsxX_B0-Oo
から、15号車欠の4両が使用され(15号車が保全対象であるとの指摘)、報道映像の先頭車両は架線柱衝撃の15号車ではなく11号車であることも確認出来ました。視聴しなくても判るよう記述すると、13号車モハE231の14号車側の一端が潰れたクーラーキセはまだそのままでラジオアンテナのカバーが無く、12号車モハE230のラジオアンテナ(カバーが無い)付近の屋根上のコルゲートが歪んでいる様子が映像にあります。ドアステッカーは貼付されたままです。
全てが既出であろうと思いますが…
現状運用に余裕がありますし、運用が増えたとしても修理するより他線区で余剰のE233系に近郊型仕様(3000番台)化改造の上投入した方が手っ取り早いと思われますので、恐らくは廃車だと思います。
部品取りの他、脱線復旧訓練ほか各種訓練機材として転用されると思います。
11号車のスカートに「8181 s14」のチョーク書きが確認されたようです。
もうだめかもしれませんね。
https://twitter.com/keiokyu/status/1858142073012293648
入場時点であったようです。この地点で、ある程度方向性は定まっていたのかもしれません。