本日JR東海・JR西日本から、東海道・山陽新幹線の電気軌道総合試験車923形「ドクターイエロー」が、老朽化を理由に2027年以降頃に完全引退することが公表されました。
同形式が担っていた検測については、「営業用のN700Sに専用機器を搭載して実施する」方針も明らかとなり、「新たなドクターイエロー」として期待されることもあった「後継の電気軌道総合試験車」は、少なくとも老朽取替時点では導入されないことが窺えます。
「見ると幸せが訪れる」とされ、鉄道ファン以外からも注目される存在となっていたようにも捉えられますが、「幸せの黄色い新幹線」はこのまま姿を消してしまうのか、或いは何らかの形で復活・存続することになるのか、今後に注目したいところです。
検査車両「ドクターイエロー」が2027年をめどに引退へ
東海道・山陽新幹線用電気・軌道総合検測車の923形「ドクターイエロー」が、2027年をめどに運行を終え、引退する見通しになったことが関係者の取材で明らかとなりました。同形式はJR東海とJR西日本が1編成ずつ保有していますが、JR西日本保有の
コメント
ドクターイエロー用の独自設計の新車600系の導入で923形は引退でしょうか。
新車600系は三菱SiCでしょうか
「923形は引退し、引退後は営業用のN700Sに専用機器を搭載して実施する」と記載されています。少しは本文を読んでからコメントしましょう。
新型のは投入しません記事を読みましょうN700Sをそのまま使用です
夜に人で点検をするから、わざわざ車両を導入する必要が無いのでは?と思います。
線路や架線には、目視では見つけられないような微細な異常や、高速で走行しているときのみ起こる異常もあります。前者は人力でも不可能ではないですが、全線を検査するには時間がかかります。
在来線でもそうですが、特に200km/h以上の速度で走る新幹線では、些細な異常が大事故に繋がる可能性がさらに高くなります。
ですので、人力検査のみに戻すことは非現実的だと思われます。
専用機器を搭載したN700Sは、ぜひ黄色く塗ってほしいですね。
そのまま消えると思います
九州新幹線·西九州新幹線の前例を見ると、検測機能付きの車両に特別な装飾をしていません
それに、たった2編成のためにわざわざ黄色の塗料を購入する必要がなくなりますので
在来線にも営業運転を行いながら軌道の検査ができる線路設備モニタリング装置がありますが、それを取りつけた編成を用意するのかと思われます。ただ、電気設備や架線の検測についてはどうするのか気になりますね。営業列車にその都度機器を仮設するのは非効率ですし、恐らくはN700Sに容易に組み込み可能な設計としつつ、予めそれらの機器を集約搭載した検測車両を1〜2両用意し、検測時に組み込んで用いると予想します。
開業時から専用車両で検測を行ってない九州新幹線の場合、軌道検測用はもちろんそうですが架線・信号設備検測用の機器に対応した旅客車両も備えており、回送での検測での運用実績が既にあります。
なのでわざわざ編成を組み替えて検測用として仕立てる手法は取らないですよ。
ドクターイエローが引退する理由は老朽化だけでなく、検測機器や観測機器などを営業用車両に搭載し、いつでも検測・観測できるよう、効率的かつ迅速的に不具合や劣化などを察知し、早めに補修したいという思惑と、繁忙期、最繁忙期の営業運用の本数を1本でも多く増やそうとする策略があるのでしょう。
また、923形は現行のぞみダイヤに乗ることが不可能のため、東海道新幹線のダイヤにとって足手纏いな存在になっていたため、全てN700系、N700S系での運用に統一した方が運用面から見ても合法です。
一方、JR東日本が保有するEast-iに関しては公式からの発表はまだありませんが、ドクターイエローと同じような理由で引退するかもしれません。
先日廃車予定のN700Aに試験的に黄色い塗装をしている写真が出回っていましたが、計測機器を積んだN700S系の車両の先頭部だけでも黄色く塗装してくれるサービス精神がJR東海にあると良いのですが。西日本が導入するであろう8連の計測機器付きN700Sならやってくれるかな?
記事にある通り、今後はJR東日本等でみられる線路モニタリング機器搭載編成のような形で代替するのでしょう。
「黄色い新幹線」ということで言えば、遊び心でドクターイエロー復刻塗装の新幹線を走らせることはあるかもしれませんが、ドクターイエロー全車引退後の2027年以降かと。
新車はでないそうです。既存のN700Sに機器を取り付けて走行。とインタビューにもありました。普通の車両に車両を入れ替えて専用の車両を何両か中間に挟んで走行する形になるのかもしれませんね。今後は、西日本のは2025年1月まで東海は2030年くらいまで走行予定だそうです
せめて、JR東海のT4編成、
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まで走ってほしかったです
新幹線でも東日本(+北陸新幹線、北海道新幹線)の場合はどうなるのでしょう。
E6系相当の車体+50/60Hz対応専用車を投入するよりも、E5系(か近い将来登場する後継系列)・E6系・E7系、W7系にそれぞれ検測対応編成を設ける方が格段にメリットがあるのでしょうか。
在来線(これも特に東日本)の場合はどうなるのでしょうね。
今後導入されるN700Sに検測機器が搭載されるのか
既存の編成が改造されるのか気になります
どうも、N700Sにグリーン車より特別な空間が設けられ、そこで検査などを行うとどっかから聞きました。あいまいですみません。