2021年3月現在、京急久里浜工場、車両管理区は廃止済み、京急ファインテック久里浜事業所は存続しているものの、やはり工場機能は京急久里浜工場と呼ぶのが望ましい状況のようです。
R&m 最新号を参考に、久里浜の工場機能について、呼称の変遷を簡単にまとめておきます。
2001年までは久里浜工場
2001年まで、工場機能は久里浜工場、隣接する配置区所は久里浜検車区でした。
2001年から2018年の状況(工場機能を全面委託)
2001年に工場機能を全面的に協力会社(京急車輛工業)へ委託し、同時に協力会社は「京急ファインテック」に改称、久里浜工場は京急ファインテック久里浜事業所になりました。
協力会社に全面的に委託されたので、工場を指すと「京急ファインテック久里浜事業所」となります。
なお、隣接する配置区所は、久里浜検車区から「車両管理区」とされました。
2018年以降の状況(工場機能が3区に分割)
2018年以降は、再び工場機能を直営に戻しています。
ところが、久里浜工場は復活せず、新たに検車区と同列の「品質管理区」「機械区」「電機区」が置かれています。協力会社の「京急ファインテック久里浜事業所」は存続しており、工場内の業務を受託しています。
R&m 最新号では、「組織上では『久里浜工場』の名称はな」い一方、「適宜『久里浜工場』の名称を使用」すると書かれています。そのため、3区が独立しているものの、かつての「久里浜工場」が通称として社内でも使われているようです。
一方、隣接する配置区所は、車両管理区 が廃止され、「久里浜検車区」に名前が戻っています。
まとめ
まとめると下記の通りです。なお、工場、配置区所、駅を総称して「久里浜車両基地」とされるとの記述もあり、このような呼称も使えるのではと思いました。
~2001年 | ~2018年 | 現在 | |
---|---|---|---|
工場 | 久里浜工場 | 京急ファインテック 久里浜事業所 |
品質管理区・機械区・電機区 (通称・久里浜工場) |
工場協力会社 | 京急車輛工業 | 京急ファインテック 久里浜事業所 |
|
配置区所 | 久里浜検車区 | 車両管理区 | 久里浜検車区 |
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