東京メトロ半蔵門線では2025年4月末時点で8000系が6編成、08系が6編成、18000系が12編成運用されています。残る8000系は今後18000系に置き換わり、2028年度には半蔵門線にCBTCが導入予定です。一方、08系は今後B修繕が予定されているものの、現在は9000系の修繕工事が新木場CRで継続されています(参考1)。
また、2030年代半ばに開業予定の有楽町線延伸部(住吉〜豊洲間)は半蔵門線・東武スカイツリーラインと直通運転を行うことが公表されており、半蔵門線系統の車両に動きが出る可能性が考えられる(参考2)ほか、2030年代半ばまでには東武線全線へのワンマン化拡大方針が公表されており、半蔵門線も続く可能性が考えられます。なお、その頃には08系も経年30年を超えます。
この時期を目処に08系が18000系に置き換えられることはあり得るでしょうか?
個人的な主観ですが近年、各鉄道会社は少数派の新型車両の導入や独立した少数派の残存に否定的な印象があります。
コメント
結論としてはほとんど考えられないと思ってよいかと思われます。
08系については既に今年度よりB修が施工される予定であり、調達面でもAPT(CBTC対応の保安装置)含む主要機器について三菱系の商社が落札していることが明らかとなっていますから、このタイミングで計画の変更や中止などといったことはまず考えられないでしょう。
また、直近においても調達情報から軌道変位モニタリング装置を搭載する半蔵門線車両として08系が選ばれていることも明らかとなっていますから、なおのこと早期に撤退させる必要性は非常に低いと言わざるをえません。
少なくとも公開されている情報から推察するのであれば、B修に際してCBTCとワンマン運転に対応した仕様となり、向こう20年前後は継続して使用すると考えるのが最も自然に思えます。
メトロなら更新後数年で廃車は充分ありますし軌道変位モニタリング装置を早期に新製車に移植する可能性も高いです
車種統一の観点を考えると早期に撤退させる必要性は充分高いと言わざるをえません
>メトロなら更新後数年で廃車は充分ありますし軌道変位モニタリング装置を早期に新製車に移植する可能性も高いです
そのように判断される根拠は何でしょうか?
08系のB修関連機器の入札公告(2024/02/19)が豊住線の鉄道事業許可申請(2022/03/28)より後である通り、08系のB修については豊住線の計画を踏まえた上で実施が決定されていますから、常識的に考えても最初から数年で廃車とするような計画を立てる合理性は全くありません。
結論ありきの辻褄合わせとして”メトロだから~”と短絡的な決めつけでないようでしたら、調達情報など各種公開情報からの明確な根拠を基にした考察があると良いですね。
>車種統一の観点を考えると早期に撤退させる必要性は充分高い
仮にそうだとすれば、置き換えるべき時は修繕前かつ新形式18000系増備中の今です。
なにもB修して10年経つか経たないかの内に全数置き換えるという非効率な設備投資を行う理由がありません。
その上で東京メトロからそういった発表が一切ないことが答えでしょう。
豊住線に備えて数年後には半蔵門線から撤退すると思います
08系は東西線転属の上で07系か05系初期車を置き換えそうです
07系、05系初期車共にB修済みかつATO対応済みですから、直近で置き換える必要性は低いものと思われます。
07系、05系初期車共にB修済みかつATO対応済みですが更新後10年程度経つのでメトロならそろそろ廃車が自然です
豊住線の開業が2030年半ば以降である以上、数年以内(少なくとも2020年代)で早期撤退する必要性がどこにもありません。仮に08系を東西線に転属したとしても結局は07系と同数の少数派という事になることは避けられない以上、わざわざB修繕した上で東西線に転属して既存車を置き換える必要性があるのか些か疑問です。
(05系(4,5次車)と07系は1992年登場に対して08系は2002年登場)
現時点では半蔵門線を18000系で統一するプレスは一切出ておらず、08系のB修繕用の資材調達が明かされているので、少なくとも2020年代に08系を含めた全ての車両を18000系で置き換えることはないと思いますが、本題の30年半ばで考えるとその開業前後で車両にも色々動きが出始めることになるはずなので、その時には08系にも動きが出ることになると思います。
半蔵門線08系はB修を受けることなく、廃車される可能性が高いでしょう。
東メトでは、B修を受けることなく廃車される車両が多いです。
B修繕実施に関する情報が散々出ているものを「受けることなく、廃車される可能性が高い」と言い放てるのは面白すぎますね
https://4gousya.net/forums/post/2025%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%82%88%e3%82%8a%e5%8d%8a%e8%94%b5%e9%96%80%e7%b7%9a08%e7%b3%bb%e3%81%aeb%e4%bf%ae%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e3%82%92%e9%a0%86%e6%ac%a1%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%ba%88%e5%ae%9a
B修は確実ですがそのあと数年で廃車にならない根拠はありません
>B修は確実ですがそのあと数年で廃車にならない根拠はありません
逆に廃車になる根拠があるならば、それ以前の問題として東京メトロはB修の計画すら出さないでしょう。
最初から今後10年以内に廃車にする予定なのであれば修繕する意味もありませんから、現在増備を進めている18000系によって08系もまとめて置き換えるのが自然です。修繕無しの車齢約23年であれば廃車しても経理面での問題も比較的少なく済みます。近年になって交換した部品も少なからずありますが、それらも一部は9000系のB修に流用可能であったでしょう。
しかし実際はそうしていないのですから、豊住線開業時点で置き換えることはないと考えて差し支えないと思われます。
各種公開情報からも、B修後数年で廃車となる可能性が考えられるような根拠はありません。
そもそも18000系の生産予定編成数は8000系と同じ19編成ですので、08系は機器更新(B修繕)の上継続使用が前提でしょう。B修繕をするということは、その後15年程度は使用する前提ですので、08系の置き換えは2040年頃となり、その頃には「28000系」が登場するのではないでしょうか。
08系のB修繕の程度がどのくらいの深度かによりますが、18000系と同等化を狙っているのであれば廃車は無いと思います。
また、08系は東西線05系11・12次車とほぼ同等の設計であり、そもそも東京メトロは検査の際、重要機器は千住に輸送して一括検査していますので、東京メトロ全体で見れば08系は必ずしも少数派とは言えないと思います。
ただ、豊住線に関連し、18000系は半蔵門線系統に、08系は鷺沼からの出入庫列車を除き豊住線系統に、それぞれ原則的に揃える可能性ならあると思います。
仮に08系を豊住線へと転用するとして、豊洲~住吉の所要時間が約9分かつピーク時の本数が12本/hという想定ですから、一定数が押上や東武線方面に直通するなど実際の運行形態も踏まえると、東武車の運用が混ざることを加味しても08系6編成のみで予備を含めたメトロ車運用を賄いきれるかは非常に怪しいかと思われます。
また、そもそもの問題として、新車を投入しないのであれば半蔵門線系統を大幅に減便しない限りは6編成もの車両を捻出することは難しいですし、豊住線は有楽町線の分岐線であり、新木場の車庫に分岐線用の車両を収容するための拡張用地が準備されていることから豊住線用の車両については和光検車区の所属となる可能性が高いため、半蔵門線系統との車両の共有は現実的ではないものと思われます。
豊住線の顔として新型を1-2編成程度導入、そこから08系のB修が無駄にならないようにゆっくり置き換え、というのは可能性としてありうるかもしれないなと思いました。