2020年6月にJ-TREC横浜事業所にて落成したE233系0番台トタT71編成。
同編成は、既存車のグリーン車組み込み改造中の予備車確保を目的として製造されましたが、現在はその改造工事も終盤を迎えつつあり近いうちに役目を終えることが見込まれる状況です。
同編成の今後の動きについて、新製当初からグリーン車の連結に対応していないことなどから、中央線グリーン車導入後は他線区への転用なども含め様々な推測が飛び交っています。
そんな同編成ですが、2024年9月上旬時点にてホームドア対応改造が実施済みであることが確認されました。
中央快速・青梅線はホームドア導入区間とされていますが、グリーン車サービス開始時期と推測される2025年3月ダイヤ改正以降12両編成に統一される見込みである中央快速線からは少なくとも撤退することが確実となっていますが、今回の改造がこのタイミングで実施された理由や同編成の今後の動きはますます注目されそうです。
トタT71編成がホームドアへ対応
E233系最終増備編成のトタT71編成ですが、UHF送受信部の取付が確認でき、ホームドアへの対応工事が実施されたようです。同編成は武蔵小金井派出への留置が確認されており、改造が行われたようです。トイレ未設置のT編成がFD対応するのは初の事例
コメント
青梅線(立川ー青梅)専属になるのでしょうか?
青梅線の青梅以東も含め、全列車にグリーン車を連結することがプレスリリースされています。
計画変更がなければ、中央線と直通せず青梅線内で完結する運用はグリーン車を連結しない電車が残る見込みです。
立川~青梅の青梅線内完結運用は4+6の青編成の役割ですから、10両(12両)固定のT編成には関係のない話です。青編成にはグリーン車は連結されません。
青梅線の立川から青梅専用編成化でしょうね
豊田に残る前提で、未知の運用拡大がなければ当てはまるのはそこしかありませんね。
しかしながらホームドアはほぼ全ての首都圏長編成線区に導入されていくはずで、対応改造を以て残留が立証されたことにはそもそもならないのではと思います。
ホーム延伸の都合上12両編成の運行はTASCの使用開始が大前提ですが、全ての編成を一夜で12両化し終えるのは当然不可能で、12両編成の運行が始まった後も10両編成の運行は12両化完了まで残さざるを得ないことから、運行される10両編成もTASCが使用できることが求められます。
同時に、グリーン車組込対象の編成は組込の為に一時離脱する必要があり、車両編成数の都合上、運用を成立させる為には組込対象とならない10両編成が組込離脱予備として残る必要があります。
209系やH49編成はTASC絡みで脱落しそうな雰囲気ですが、T71編成は組込離脱予備として運行可能な10両編成という役割を引き続き担うのだと思います。
転属を見越した動きだと思います。グリーン車を連結しない以上豊田に残ることはできないので、転属先が埼京線、京葉線、京浜東北線のいずれにせよホームドア対応は必要ですから、中央線のTASC稼働開始に合わせて整備したのだと思います。
タイミング的には何らかの意図はあると思いますが、中央線のホームドア設置前に転属するにせよ、しないにせよ、最終的に首都圏の駅にホームドアはほぼつきますから、結局のところ、あまり深い意味はないような気がしますね。
改造されたから豊田残留といった断定は難しいです。
五日市線乗り入れや青梅線内完結運用まで12両編成に統一される訳ではないでしょうから、立川ー青梅に6・10両編成は確実に残るはずです。
TASC使用開始はもはや明日にでも始まっておかしくない情勢である以上例えグリーン車営業開始で離脱する、つまりわずか数ヶ月しか使わなかろうと対応せざるを得ないのではないでしょうか。なので今回の動きをもって同編成の今後を推測するのはいささか困難なように思います。もっとも車歴を考えればTASCを今後一切使用しないような、短編成化を含めた改造を要する線区への転用も考えにくいですが。
青編成化という声もありますが、T71編成のみで6連と4連を1本ずつ捻出したところで数が少なすぎて使い道などなく、また、仮にほかの余剰車を工面したとして、立川~青梅の3運用程度という数も範囲もごくごく限られた運用に専用の車両を用意する意義もないですから、最終的な豊田残留は可能性としてかなり低いと言わざるを得ないでしょう。
もし今後立川~青梅の運用に就く青編成を捻出する必要が生じたとして、運用数の少なさから近隣の他線区(他区所)と車両を共用すると考えるのが自然に思えます。
T71編成はG車組み込みまでの半年間予備確保の目的でFD/TASC対応改造を施されたと考えるのが妥当でしょうね。
T81/82編成やH49編成が原則運用に入れなくなってしまった現状、T71編成まで離脱させてしまうと青梅編成を使用しても予備が1-2の状況が続いてしまい、所属数の規模を考えるとあまりにも心もとない数です。そのためとりあえずはT71を一旦継続使用し、全編成にグリーン車が組み込み終わった段階で運用から離脱させるということが想像できます。
余談ですが武蔵小金井派出での改造は以前から実施されており、T71が特別という訳ではないようです。
今後首都圏の路線ではホームドア整備が予定されているため、どっちにしろ結局はTASC対応が必要になること、また中央快速線の全てを12両にするのにそれなりな時間を要すと言う背景もあるため、TASC対応されたのかなと思いますね・・・・。
また、トタT71編成は今年検査で東京入場していましたが、その一方でホーム検知ですら未整備のトタH49はもう時期検査入場の可能性もあるため、こちらは入場時に検査と同時のタイミングでTASC対応になるのではと思っています。万が一将来的に10両編成の線区に転用するなら、トタH49よりはトタT71の方が都合は良さそうかなと。(そう言う背景上でトタT71編成のTASC整備が武蔵小金井だったのもあるのかなと・・・)
従前なら八王子支社で予算措置した工事→今後も八王子支社で使う?と予想出来ましたが、車両検修が首都圏本部に集約されてので何とも言えませんね。転属後に車両運用が厳しくなる見立てがあっての先行改造かもしれません。ただ、E233系10両が追加で所要のなるような線区は、広告販売上モニタ交換が必要になる0番台ではなく1000番台を入れた方が良いような線区ばかりなのが気になります。10両全てのモニタ交換をする間に施工出来るのに、ホームドア対応だけ先行させる意味が見出せませんでした。
209系2本とH49編成の計3本が一気に離脱した中、T71編成まで落とすととグリーン車組み込みが完了するまで運用が回らなくなるため暫定措置としてTASCに対応したものと思われます。一部では豊田残留と仰っている方も多いですが、TASC運用開始ギリギリで改造が行われたことを踏まえると車両不足への応急措置と考えた方がよさそうです。
233系のG車組込改造は終わったので209系はお役御免でしょうが、9/8にTASCが使用開始になっても、G車組込12連の組成完了まではT71が必要なので、短期間の使用でもTASCを積まねばならなかった、というのが差し迫った事情でしょう。
そのあとの転用の話までは、今のところ情報が少なく何とも決めきれない、というところかと。
青編成は12連化の対象外でしょうし、中央線も当面は10連と混在する状況が続くでしょう。今はまだアレコレ論ずる段階ではないのでは?
今年度中にはグリーン車サービスが開始されることを考えると、混在期間は半年以下となることが確実ですから、現状でも論ずるのに早いということはないかと思います。
強いて言えば青編成の機器更新に際してH/T編成とは別に予備を確保する目的で一定期間残留する可能性はありますが、逆に言えばそれ以外の目的で来年度以降も引き続き豊田に残留する可能性はないわけですし。
JRGのダイヤ改正は例年3月で、今日のプレスでそこでのG車サービスが(ほぼ)明らかになったわけです。ただ、全般的なダイヤ改正の概要は、通例では前年の12月に明らかになるので、それまでは工事等で推測できるものを除き、T71の行く末は外野の勝手な想像しかできないと思います。私は何となく、京葉線の車種統一に転用かな、とは思ってますけど。
>T71の行く末は外野の勝手な想像しかできないと思います。私は何となく、京葉線の車種統一に転用かな、とは思ってますけど。
予想ですがやはりケヨ34の代替で5500番台への改番をした上での転属になるでしょう。それで京葉線をE233系へ車種統一(あるいは5500番台化せずとも京葉線の減便で1運用浮かせて統一か?)可能になりますし。
>強いて言えば青編成の機器更新に際してH/T編成とは別に予備を確保する目的で一定期間残留する可能性はあります
それをT49でやるのではないでしょうか?
G車組み込み改造済みのT49はT/H編成のみの予備として使用し、青編成には別でT71を予備として充てるという意味になりますね。
もともとT71にホームドア・TASC設置改造は予定されていたが、G車組み込み改造を1編成追加したために部材を供出、追加発注した部材の納品を待っていたためギリギリのタイミングになった。という話でしょうかね。
中央線G車の次は埼京線で通勤ライナーの運行だと(勝手に)思っているので、T71はATACSアンテナ準備工事を生かして埼京線に転属、予備車増でしょう。ライナー車は余剰山手E235系をデュアルシートに改造して埼京線に転用。お隣のTJライナーが6本で運用しているので、山手の改造を飛ばしている6本でちょうどいい数ですね。で、2031年の羽田アクセス臨海部ルート開通後は東京テレポートでスイッチバックの、大宮(川越)発羽田空港行きエアポート快速にも活用する感じで。という大風呂敷。