特急「しらゆき」や一部の「いなほ」で運用されるE653系1100番台のニイH-204編成が、ここ一年程運用が確認できない状況が続いているようです。同編成は唯一フレッシュひたち基本編成(カツK308編成)から組み換えによる短縮を経て転用された特徴を持つ編成です。
同番台の運用は3運用で、定期検査等で更に1編成離脱していた時期は、同編成の運用ではなく1000番台U編成による代走が確認されていました。
一部部品の撤去が目撃されたこともあるようですが、H-204編成が離脱している理由や今後はどうなるのでしょうか。
勝田へ再転属したE653系K70編成は首都圏で大活躍な一方、K70編成へ中間車を提供した旧カツK308編成のニイH-204編成は長らく(恐らく1年程度)運用に入って居ないようです。
どのような理由であれ、突然の長期運用離脱ですので原因はあまり良いものではないでしょうね… pic.twitter.com/uayxixZ2G9— どっと (@dotto_gt) December 26, 2024
E653系H-204編成の4号車側の左ライトが何日か前に外されていました。ライトの修理でも行っているのかな?#E653系
— こじゃけ ポケ活&撮り鉄 (@8053MKiRiMi) November 29, 2024
(検査出場時期)E653系1100番台 最終出場一覧
https://4gousya.net/notes/37898
4月9日撮影
特急しらゆき3号 新潟行き U編成代走
E653系U−103編成 (羽越本線全線開通100周年ラッピング)
U編成の久しぶりのしらゆき代走となりました。 pic.twitter.com/a33oP18Ecp
— ゆうまる (@MuD8m) April 9, 2024
コメント
法改正や監督省庁の通達に疎いので書いてみただけですが、白土裕之氏の解説によるE653系基本編成と付属編成の組み替えで編成中のバリアフリー設備の有無について法改正時期と車両製造時期の関連が言及されており、(転用時には一定の条件で既存不適格が認められていたので)組み替えたようですが、「既存編成からバリアフリー設備を抜いたものの運用は今後認めない」などと通達があったのでしょうか。だとすると改造を加えない限りは運用復帰させられないことになりますが・・・。
一応、しらゆき転用の際に座席の交換を行っているので、現状でも車いす対応席自体はあります。
何らかの不具合があり離脱しているものの、「いなほ」用編成で代走可能なことや、最悪の場合でも勝田から波動用を借り入れればなんとかなる、ということで復帰を急がずに事実上部品取り車として放置しているのかもしれません。