既に営業運転を終了し引退したJR東海の311系近郊型電車。基本的に西浜松で順次解体されていますが、トップナンバーのカキG1編成の「クモハ311-1」が単独で切り離されて解体されずに残る、カキG11編成の両先頭車両が連結し、「クモハ311-11+クハ310-11」の2両編成のような姿となる、といった様子が確認されているようです。
今のところ同系列の譲渡や保存の有無は明らかになっていませんが、現在も解体されずに残る311系に譲渡や保存の可能性はあるのでしょうか。
現在の西浜松駅の様子。クモハ311-1はどうなる... pic.twitter.com/L7nnbMB66E
— 気まぐれ🔰 (@SFFNSFAAXO52DGT) September 1, 2025
2025.09.29
西浜松 解体場付近
311系車両の留置場所に一部変化が。
クモハ311 11が移動して空いた解体場南側 北線の東側に、H線の一番東側にいたクハ310 15とみられる車両が。
これにより解体場北側のH線上の311系は 5両留置から4両(クモハ311のトプナンも含む・他はG15編成)に。 pic.twitter.com/kRIdW0CzCb— moOn(む~ん)らいと東海 (@newesthmm2) September 29, 2025
下期に入り動き始めるかなと、久々に西浜松を様子見に。
311系が2両で繋がっているように見えますが…
G11のフロントガラス、割れてますね。サイドもガラスが無さそう。ま、311系は3両なら運用できても、2両での運用は余程の改造しないと無理ですしね。残念ながら譲渡は無いかな… pic.twitter.com/lqWLpQlwq5
— L (@L54370395) October 6, 2025
コメント
311系はJR東海初の自社設計形式ですから、クモハ311-1の静態保存は十分ありうるでしょう。
ただ残りの編成は残存数からもおそらく全車解体処分となるのでしょうね。
G11の窓ガラスが破損しているのは救出訓練などに使用した結果なのではないかと。
現実問題として、自走できない組み合わせかつ残存数がごく少数ということを考えると譲渡の可能性は全く無いと断言しても良いでしょうね。
現車の状況からしても、G1編成のクモハは保存を前提とした保管、G11編成の2両は何らかの訓練にて使用された後の状態と考えるのが自然なところでしょうか。
JR東海から他社への譲渡があるとしても、譲受元で建築限界に適合しさえすれば最低限の改造で済む213系の方が「即戦力」と言えるので、おそらく311系の譲渡は無いでしょうね。
トップナンバーについてはもしかすると保存するかもしれません。
G11の状態、侵入・盗難の線も疑いましたが、場所的に外部からの不法侵入が無理そうですので、解体作業に着手したのだろうと思います。
先頭車1両だけでもリニア鉄道館で静態保存していただきたい、と思ってましたよ、自分は。