北陸新幹線敦賀開業後、殆どの編成で交流区間での運用がなくなった683系ですが、その後は先例がある「289系への形式変更」が全く実施されず、「簡易直流化工事」のみが施工されています。
289系化は北陸新幹線金沢開業時に特急「しらさぎ」の運用を離脱、直流区間のみ走行する「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」 に転用される2000番台を対象に行われたもので、交流機器は当初は使用停止措置のみ、数年後に撤去される2段階の改造でした。
直流区間のみの運用となった点は共通ながら、実施される工事内容は縮小しているように捉えられますが、今後683系の289系化が行われることはないのでしょうか。
吹田総合車両所京都支所683系編成表 - JR編成表、配置表
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683系0番台基本編成の交直切換スイッチが使用停止に
塗装変更を終えて特急しらさぎ運用を開始した683系0番台基本編成ですが、少なくともキトW31編成の運転台交直切換スイッチが使用停止とされたことが確認されました。直流区間限定運用の措置がとられたことが窺えます。同系列における交直流機器の使用停
コメント
一切の運用がなくなったタイミングがある683系2000番台と比較すると、大多数は運行区間が変わっただけで引き続き運用が続いていましたので、その点で289系化を実施する猶予は限られていましたよね。
尤も、塗装変更や転用改造で離脱があったグループも683系に留まっているので、683系のままにする別の理由はあるのかもしれませんが。
そこそこ経年重ねていましたし、他社で「運行路線変更に伴い交流機器を無効化したけどハイフン以下を改番したのみで系列変更しなかった」事例に倣ったのかもしれません。
三セク化で走る機会がなくなったとはいえ、敦賀から先は交流電化になるというのが289系化されたグループとの大きな違いですね。
北陸新幹線が長期間不通になった場合の在来線側でのバックアップを考えると、交流機器の撤去は望ましくないと思います。
289系になるかどうかは直流化以外の改造が関係しているのかもされません。
仮にですが、北陸新幹線が京都、新大阪まで開業して、サンダーバードの廃止にされると
683系でも直流化改造されずに廃車になる思います
直流化も重量バランスの関係で簡単では無いと見た事があるような(なので使用停止だけとか)
それと和倉温泉方面に地元要望で直通特急復活要望もあり(敦賀&富山と2度の乗り換えで新幹線の速達性が薄れていて且つ利便性が落ちている)、JR西も否定はしていません。
その他臨時列車等で将来的に使用の可能性もありますし、そう簡単には直流化はしないと思います。早朝深夜帯だけでいいので大阪~福井間も復活しても面白いとは思いますし。
>直流化も重量バランスの関係で簡単では無い
651系で交流機器が完全撤去されなかったのもそれが理由と言う話でしたね。