月刊『鉄道ファン』2025年6月号4月号において、大宮総合車両センター(OM)で整備中の鶴見線205系1100番台のナハT15編成・ナハT17編成は富士山麓電気鉄道へ譲渡される予定であることが明らかにされました。
JR東日本205系の譲渡そのものは、分社化前の富士急行が運営していた時期に京葉線205系0番台量産先行車・量産車と八高線・川越線205系3000番台が譲渡された先例があるものの、鶴見線用の譲渡は初めてとなります。
既に譲渡された205系は車両形式こそ全車共通で6000系に変更されたものの、元量産先行車が6000番台、元量産車が6500番台、元3000番台は6700番台、といったように、車両番号は種車設計に合わせて細かく番台区分されています。
今回譲渡される1100番台は既存の6000系とは電動車連結位置や主要機器配置が大きく異なる3両編成で、先例のない相違点が発生していますが、譲渡後の車両形式番号やその他の仕様はどうなるのでしょうか。
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鶴見線205系の富士急譲渡が明記(RF誌)
本日発売の鉄道ファン誌最新号によると、大宮総合車両センターへ入場中の鶴見線向け205系1100番台ナハT15、T17編成が2024/12/09付で除籍され、富士山麓電気鉄道に譲渡されました。今月も整備されている姿が確認されています。JR東日
コメント
数年前構想ででていた本格的なトーマスランド号になる可能性もあるかと
その場合、既存のトーマス号は別のラッピングになるでしょう
細かい部分を見ればそれぞれ確かに相違点があるようですが、今回の転用分も結局は元205系由来ということで形式は6000系を踏襲すると思われます。
ただし、今回の元鶴見線グループは初めて投入されるので今までとは別の新たな番台区分がされるのではないかと思います。
既存の6000系各番台区分は中間車の付番方式の関係で百位の数字は2つずつ使用しており、現時点で未使用の数字は2~4,9なので、6000系の別番台区分となる場合はこれらの数字の中から使用されることが見込まれます。
更に、中間車の百位の数は先頭車の百位の数より一つ多い数が使用されている(6000番台の場合は中間車は「6100」)ので、この方式にも則る場合、番台区分は
・6200番台(中間車は6300)
・6300番台(中間車は6400)
のいずれかということになりそうです。
富士急行では過去の事故を契機に4と9を忌番として意図的に欠番としてることを踏まえると、6200番台を名乗ると考えるのが自然なところでしょうか。
既に話題になっていますが、一ヶ月前に明らかになった「電車サウナ」の商標と関連がありそうですよね
「サウナ」という表現は満員電車や非冷弱冷房車の揶揄で用いられていたイメージなのであんまり良い印象しませんが
https://x.com/tmark365/status/1879363135959912487