6500形導入により1・2次車が置き換えられた都営三田線の6300形。現在は比較的車齢が浅い3次車が残り運用されています。
その都営三田線ですが、6500形や直通してくる東急・相鉄の車両は全て8両編成で、6両編成の車両は6300形のみが残っている状況です。それ故に利用者からは6両編成の列車が敬遠されている声も聞かれます。
都営地下鉄では新宿線の10-000形・10-300R形(8連)の置き換え時に一部を10連の10-300形で代替した上、更には10連化されず8連で残っていた10-300形初期車を新造した10-300形で置き換えるなどして10両編成に統一したほか、浅草線でも2014年のダイヤ改正にて京成車の6連が直通してくる運用が廃止となり8両編成に統一した前例があります。
混雑緩和やややこしい乗車位置を解消するといった面で三田線が8両編成に統一されることも今後考えられますが、果たしてそのような動きはあるのか、またその際6300形はどうなるのか注目されます。
コメント
05年製の10-300形が廃車になっていることから今更99-2000年製の6300形への増結車を作るとは考えにくく、8両編成への統一は6500形の増備で行われると思います。
6300形は比較的車齢も浅く、譲渡先として手を挙げる会社もありそうです。
三田線の8両編成化は現時点で進捗が止まっていますが、6300形の置き換え時に6両編成を新たに設計・導入することは考えにくく、6300形の置き換えと同時に完遂されるのが自然な状況として想定されます。
また、先の6300形1次車、2次車の置き換えは約30年で行われたと言えることから、3次車の経年が30年に達する2029年頃に完了するのではないでしょうか。
ただし、6300形導入時のように24編成をほぼ1年でというような無理なスケジュールは組まず、26年度頃からコンスタントに置き換える可能性もあり、その場合は来年度には調達情報などから8両化スケジュールが見えてくるかもしれません。
譲渡については6300形が3両編成以下の短編成化に適していないことから殆ど行われないと考えられます。
現状、最も優先順位が高いのは2027年度に予定されている大江戸線のCBTC対応(12-600形増備+12-000形改造)であることを考えると、他線区での車両更新についてはそれがひと段落するタイミングで行われると考えるのが自然の所でしょうか。
また、6300形の置き換えとして投入される車両は8連である可能性が高いものの、落札したメーカー次第では6500形の増備とはならず新形式となる可能性も十分考えられそうです。
メーカーとかは関係なく、設計を新たにし直す手間や形式による差異がメンテナンス上に出てしまうので新造するなら6500形以外は考えられないように思います。
一応、日暮里・舎人ライナーで落札メーカーが変わったことで製造形式が変わった例はありますね(330形に対する320形)。
名古屋市営地下鉄鶴舞線N3000形のように形式は維持されつつも車体が全く異なる例もあるので、落札メーカーが変わってしまったら、既存の6500形とは異なる車両になるかもしれませんね。
6300系後期車の早期の全車解体はもったいないです。
4両編成に短縮して伊豆急行に転出できればいいのですが…。
2029年頃を目処に6500形のマイナーチェンジ車を追加増備して置き換えるのが現実的でしょう。
移籍については微妙ですね。東急がまた車両計画を変更した場合(公式アナウンスされた3000系の他にも5000系列の大量更新問題がありますし)、代替のサステナ車として西武が手を挙げる可能性はありますが…
あとは約50mmの車幅の差を許容できるのであれば100/200系の代替に名鉄辺りでしょうか(過去に東急からの移籍がありましたので歴史の再現になりますね)。
やはりどこかで6500形に統一して完全8連化する必要があるでしょう。ただ2次車には相鉄直通対応工事を本工事で実施する可能性が高いとは思いますね。