5月20日、京成電鉄より両数の変更ができる「フレキシブルな車両」として3200形の導入が発表されました。同形式は都営浅草線や京急線への直通運転も視野に入れている模様です。この直通運転にも使用される「フレキシブルな車両」で思い出されるのが都営浅草線を介したトンネルの反対側、京急電鉄で2016年に京成3200形とほぼ同様のコンセプトで導入された1000形1800番台です。
しかし、この1800番台はデビュー直後に数回程度直通運転に運用された以降は専ら京急線内のみで他の4連車と共通で運用されています。
8連の車両不足時のみ直通運転に充当されるといった予想もされていましたが、2019年に1137編成が踏切事故で被災し運用離脱、その後廃車になった際も直通運転で使用されることはありませんでした。
真偽は別として巷では全車電動車である故に京成線内の変電所に負荷がかかったという噂もありますが、果たして京急1000形1800番台が直通運転に充当されなくなった理由は何故なのか、また今後再び直通運転に使用されることはあるのでしょうか?
コメント
単純に管理や取り扱いでの手間が多いので直通車が足りない上に他社局車両での代走も難しい…といったよほどのことがない限りは極力避けたいというだけのように感じます。
少なくとも特定の車種を2編成同時に確保した上で、地下線内への乗り入れに必須な貫通幌が常設されていないためそれも設置して…と考えるとそれなりの手間がかかるのは確かでしょうか。
本件、直通先から出禁という結論が維持されつつ風説に風説が盛られているような話題で、痺れを切らした音鉄が京急のイベントで直接尋ね、
「直通に用いないのは直通用8両編成が足りているからで、直通が不可能になったわけではない」
という回答を得たというレポートを発信していた記憶です。
余計で不愉快な言動を多数視界に入れることになるので、元の発信を捜索する気にはなりませんが。
1800番台の製造後に浅草線対応車両が全く廃車になっていないので、わざわざ連結して運用する積極的な理由がないのではないでしょうか。今後1700の廃車が始まったときに、一部を4+4で置き換えてプールすることになるのでしょう。
怒られないか心配ですがこちらでしょうか。
https://twitter.com/Ryo8_helloween/status/1129960215204454400
JR東海EH級機関車拒否説や209系以降の一般車の営業用先頭車化改造不可能説など、動向が起きないことに対して真偽不明の噂が盛られるのはよくあることなので、大本営が答え合わせをしてくれたのであれば貴重でありがたい話ですね(あんまり広まってなさそうですが…)。
混雑する地下鉄線内にて不要な乗務員室は極力避けたいといったところでしょうか。東武30000系は全車地下直から撤退しましたし、京成3500形が8両を組むときは乗務員室が分散するように2+4+2で組成されることが多かったことからもわかると思います。
仮に8連の車両不足で1800番台の4+4が組まれるとしても、かつての1001編成のように線内運用がメインになるのではないでしょうか。
全電動車なら京成にもファンならご存知のターボもいますし、これが理由ではないと思います。
やはり浅草線内で「中間に運転台が入る」「4+4の編成となる」ために立席定員の減少を招くことや、ホームドア整備に支障することが主たる原因ではないでしょうか。
1号線規格車体であれば、車端の乗務員室の有無でドア間寸法が変わることはないですよ。
1500形4連が、運用に区別がある1890番台と8連に置き換わったので、ノーマルな4連と同様に扱える1800番台が直通運用に入るチャンスはますます薄くなってきている気がします。
1800番台は幌を取り付けて貫通させることで「8両編成として扱うこともできる」だけで、置き換えの対象となった車両が(2000形の)4両編成であるため、ごく初期を除くと4両編成の車両の一員として走る形で落ち着いているようです。
もし1800番台2本で4+4の貫通8両組成を組むとすると、決して多いとはいえない4両編成の予備車が減ってしまいます。そしてその組成で他社線に行ったまま長期間帰ってこれないなどといった不測の事態が発生すると、京急側の4両編成の運用に支障をきたしてしまいます。
そのため、8両編成の予備車が足りなくなるような異常事態にでもならない限り、組成することはないのではと思われます。
やはりネックなのは、中間運転台の存在でしょう。
定員減少もありますが、一番の懸念は、乗務員室への立入によるダイヤ乱れを不安視してるのかと。
悪い言い方すると、モラルのない人間が増えた今、何をされるかわからないですから、不安は取り除かないとならないでしょうし。
4連としての運用もありますし、15次車である1800番台の後も8連の編成の増備が続いていますので「浅草線運用の8連の予備」として使う機会自体が訪れないのでしょう。とはいえ、今後8連のワンマン運転の可能性などを考えると、京急線内運用であっても4+4の貫通編成が必要になる時が来るのではないでしょうか。
もし変電所云々の問題ならかつての北総7300形のように
京急線外では限流値を下げるなどの対策が可能ですね。
現状ではそこまでして乗り入れる理由もなさそうです。
限流値下げたら加速度も落ちるのでそれはありえません。それを下げたのは新京成線に入る時だけでした。