9月までに運用を離脱した中央快速線の209系1000番台。
最近はトタ82編成がE493系の牽引により長野まで配給輸送されたり、トタ81編成の撮影会でありがとうヘッドマークが掲出された事が話題となり、本記事の公開日にはトタ81編成が東大宮へ臨時回送されたことからその去就に注目されていますが、トタ82編成は室内照明が蛍光灯だったのに対して、トタ81編成はLED照明に換装されていました。
同じ中央快速線の209系1000番台でこのような差ができたのは謎ですが、果たして理由はあったのでしょうか?
209系トタ81編成、車内照明がLEDに
209系トタ81編成の車内照明がLEDとなったようです。写真ではわかりづらいかもしれませんが、中央線の209系の照明がLEDになっていました。#中央線 #209系1000番台 pic.twitter.com/9ufPuUp6id&mdas
コメント
房総ローカル転用の一環として、どこかで使われるんでしょう。
公式(労組資料を含む)には出ていませんが。
室内灯のLED化自体はコロナ禍よりも前の6年近く前に実施されていることから直近の車両動向とは全く関連性はなく、単純に交換タイミングの問題以外の理由はないでしょう。
2編成とも照明の更新が必要なところ、トタ82は両編成のうち状態の良い蛍光灯装置を集めて、あるいは他の編成などからの排出品も使ったりして、LED照明への換装コストを1編成分に圧縮したのではないでしょうか。
あるいはトタ81だけ照明の状態が悪かったとかかもしれませんが、いずれにせよ6年弱も前のことですし今後の去就に大きな影響を与えるものではなさそうに思います。
これはXのポストを検索して集めた情報なので、間違いがあれば訂正をお願いしたいというレベルで申し訳ないのですが。
中央線で初めてLED照明に交換したのがトタ81(2019/3/25)で、川崎車両テクノ製だそうです。
その後、新造(2020/6/11)されたT71はLED照明で、それ以外のE233系もLED照明化(
2022/3/29以降)が始まりましたが、それはパナソニック製だそうです。
2024年頃には、トタ81のLEDの一部不灯、放置がポストされています。
以上から推測すると、川崎製LEDをテスト採用しトタ81に搭載したが、何らかの理由で他編成には波及せず、後年になってパナソニック製をE233系に採用し始めた、と思われます。
209系1000番台のSIVはSC37Bを2台搭載、容量はおそらく210kVAx2と思います。
E233系0番台10両編成のSIVはSC86を3台搭載し、容量は260kVAx3です。
209系のSIV容量はE233系のほぼ半分であるため、故障への予防措置として試験的にトタ81をLED照明に交換してみたものの、期待した効果は無かったのか、予防措置は不要だと判明したのか、トタ82へのLED照明交換は施工されなかった、と考えられますがいかがでしょうか。