本日、常磐線E501系5両編成(元付属編成)のうち、カツK751編成が郡山総合車両センターへ入場しました。
E501系5連は今年3月のダイヤ改正で定期運用を完全に失っており、用途がない状況が続いていました。
カツK754編成のみ、定期運用消滅直前に「E501 SAKIGAKE(さきがけ)」に改装されてイベント専用車両に転用される動きが発生していますが、今回入場したカツK751編成や他のE501系は今後どうなるのでしょうか。
カツK751編成が臨時回送
8/1、E501系カツK751編成(付属編成)が水戸線経由で臨時回送されています。同形式の付属編成は、E531系における中編成ワンマン化改造が終了した2024年3月ダイヤ改正以降定期運用に充当されていない状況でした。今後どうなるか気になると
E501系イベント専用車両「E501 SAKIGAKE」が登場
本日、常磐線E501系5両編成の外装や車内設備をリニューアルしたイベント専用車両「E501 SAKIGAKE(さきがけ)」が、今年11月23日(木・祝)に運行される水戸線地酒列車からデビューすることがプレスリリースされました。種車となる同系
コメント
趣味人が認識できる余地がほぼ皆無なので話題になりにくいですが、事業者間の譲渡は車両単位よりも部品単位の方が頻繁であるようです。
E501系そのものは廃車が固いと思いますが、発生部品は意外な事業者に渡るかもしれません。
減価償却はもう済んでいると思われるのでいつ廃車となってもおかしくはないものの、高価な交直流車だからどうしても活用せねばならないとなれば、”北関東版B.B.BASE”として改造の上、交直流車の利点を活かせる区間で走らせ続ける感じ、でしょうかね。
E531系のみでも運用は回っており、また”営業運転では”事実上交流専用状態でしたので使い勝手も悪く、また経年から考えても廃車でしょうね。ただ、SAKIGAKE編成はまだまだ使うようですので、予備部品確保の意図もありそうです。
松戸車両センターに貸し出されて、成田線我孫子〜成田間での線内運用に代走的で活用されるの理想です。
SAKIGAKE化改修済みの編成を除けば、現状ひとまず電動車ユニットを3組(=6M)捻出することで、6M2Tの8連もしくは6M4Tの10連を一本ほど組めそうです。
となると、ひとまず交直流両対応のメリットを活かせるように、
かつ、満員電車になるほどの需要がある場面….ありますかね?
(斜めストライプのラッピング?そこまではやらないと思いますが)
E501系の付属編成は余剰状態であり、経年も高く転用のめども無いので解体になるでしょう。
ここまでは普通の話なのですが、一部労働組合がE531系の電動機フィルターに付着したチリが高い放射能値を示した、と発表した事があったので、何らかの放射能調査が行われるかもしれません。
交直流路線の水戸線で車両トラブルがあり、常磐線の交流区間だけで運用されるようになった経緯があったと記憶していますから、本来の性能を生かした転用先で活用という方向性は難しいと考えられます。活用が困難なら、廃車になるものと思います。
交直流の自動切り替え装置に不具合があり、営業運転では交直流を跨ぐ運用から撤退させたようです(回送列車では普通に跨いでいますが)。今更論ですが、上野口をE531系に統一する際に、E531系の付属編成を追加で多めに増備し、E501系は直流専用扱いで房総にでも転用した方が良かったかもしれませんね…(当時は異常はありませんでしたので)。
SAKIGAKEでも直流電化の小山まで乗り入れないので、営業運転で直流区間を走れない車両をこれ以上残しておく理由は見つからないですね。
SAKIGAKEも簡易的な改造に留まっているので、そう長い活躍は期待できないと想像します。