2日、中央快速線などで運用されていたE233系トタT71編成が東京総合車両センターへ入場しました。ドアステッカーが剥がされていることから計画されている千葉地区への転用に向けた入場である可能性が考えられます。
同編成は2020年に製造され、209系1000番台と共にグリーン車対応改造中の予備車として運用されていましたが、2025年ダイヤ改正のグリーン車運用開始時に中央快速線での運用を終了し、その後は時折青梅線で運用されていました。
なお、同編成を巡っては編成内のサハ2両が廃車になるという噂が公然と広まっています。真偽は不明ですが、先述のように同編成は2020年製であるため、仮に事実だとしたらサハ2両は製造から僅か5年で廃車ということになり、元号が令和になってから製造された車両では初めての事例になると思われます。
山手線E231系6扉車などJR東日本では製造から5年程度の車両を廃車とした前例はありますが、果たして今回噂となっているE233系トタT71編成サハ2両の動向はどうなるのでしょうか?

トタT71編成東京入場
10/2、中央快速線E233系トタT71編成が東京総合車両センターへ向けて回送されています。同所への入場回送と思われます。ドアステッカー等の車内広告が全て無くなっていることから、今後の動向が気になるところです。E233系トタT71編成の回送
コメント
あくまで”千葉地区”ですからね…
このトピックも恐らく、千葉地区=房総各線のように捉えて、編成短縮→廃車発生と考えているものと見受けられます。
が、”千葉地区”には、旧千葉支社所属の京葉車両センターも含まれるわけです。こちらに転用することでE233系5000番台の分割編成(2運用4配置)のうち1本を、10両固定編成で置き換えるという可能性もあるということを忘れてはならないでしょう。この場合は、当然、廃車は発生しないわけです。
かなり噂が広まっている事が気になりますが、個人的には無いと思っています。
確かに過去に短命に終わった車両はありますが、6ドア車や4600番台サハは都合上どうしても使用が出来なくなってしまったための廃車にすぎず、台車や床下機器を新造車に流用して廃棄する部品を抑えています。
T71編成のサハはそのあてが無く、廃車となった場合多くの部品を製造5年で廃棄する事になります。
6連に短縮し中間車を4連に組み込む説も出ていますが、製造時期の大きく異なる車両が混在する編成が発生します。
廃車を伴う組み替えならもっと古い編成で行うのが適切です。
グリーン車組み込み準備改造中の予備車増加のためのT71編成の導入(追加導入)の構想自体は、感染症以前から存在していたと見られますが、当初の見通しと現在の車両計画で上手く噛み合わなくなってしまったのでしょう。
当初は10両での他線区転属を見込んでいたのかもしれませんが、現在はご覧の情勢ですし計画変更をせざるを得ず、やむを得ない判断とされた可能性はあるかと思われます。
正直その時々の経営判断によるのではと感じますし、サハ2両を廃車にする以上のメリットが得られるのであれば実際に遂行される可能性はありますし、外部のマニアが判断出来るような事柄ではないでしょう。
勿論情報の真偽は不明ですし出場時の姿を待つしかないとは思いますが、E233系の中編成車両(ケヨ分割,N36,H49,青編成?)が幕張に集約され6両編成を主に置き換えるだろうと言われ有力視されている中で、T71編成もこの動きに直接加担していくのかもしれません。
サハ2両が廃車となれば6M2Tの編成が組成されることになりますが、モハユニット1組はH49編成の4両側に組み込んであげることで、0番台から6両編成を3本作ることが可能となります。
「T71にホームドア対応改造」の記事で「ワンマン化改造時の予備用に埼京線へ転用説」を最初に唱えた者ですがまず房総含め編成短縮を行うならT40編成にトイレ設置改造をするより24年初頭の検査入場時にT71を改造する方が減価償却のタイミングを考えれば合理的です。よって除外。
京葉線転用説もありますが現在京葉線は貫通分割共に余剰車が発生しており、ケヨ34も今年出場したので検査出場後僅か一年半で慌てて改造する理由にはならずどうも腑に落ちません。正直可能性は薄いです。
これを鑑みて10両・早急にe233が必要な路線となるとワンマン化改造が始まった埼京線だと思います。
(2本改造されてたのは失念してました。)
実現すると労基関連の資料に掲載されない改造ですがH49で「中央線2本」という扱いとなるのでそもそもT71の転属自体が来年度以降に予定されていたのを最近になって今年に前倒ししたのなら納得できます。
5年弱で廃車になった例だと過去にE231系500番台の6ドア車があったりもしますが、あれはホームドア整備によって対応できない6ドア車の車体を活用できなかったが故の取り替え廃車なので、トタT71編成の場合は玉突きでケヨのE233系分割編成を押し出して、押し出された方を幕張へ転用するといった方法もできます。むしろこれが最もかと。
あくまでも千葉地区と言ってるだけで房総地区ではないので、ここの認識違いをする方が多いようですね。
非常に勿体なさはあるものの、8連以上での転用の当てがないのであれば、H49編成と同時に捻出可能であるというタイミングの問題からしても廃車は避けられないところでしょうか…
T71編成を8連以上で運用されている線区へと転用し、別のより高経年のE233系を捻出するという手もないわけではありませんが、その場合、H49編成の付属側が別番代と混成となることを許容できるか?という点やそもそも転用工事を行う編成数が単純に1本増えるという点を考えると、サハ2両を生かすための手間やコストのかけ方としては割に合わない…というのが実情でしょうね。
“もったいない”という感情の強さから複雑に考えてしまいがちですが、逆に言えばその点に目をつぶれば”同番代の10連と6+4連から6連3本を組成し、余剰のサハを廃車にする”という形が必要な用途に対する車両の充て方としては最もシンプルかつ手間やコスト的な無駄が少ない手段であり、翻って言えば余剰車の活用に際して8連以上の編成が必要とされる用途がないということにもなりそうです。
ちなみにH編成のT編成化に使えば…という声もありますが、組成の関係でサハと中間クハの差し替えだけで完結する話ではないですし、そもそもクハを捻出したところで4連しか組みようがないため、4連を必要としていないのであれば行う意味がありません。
T71編成は、5000番台に準じた設計だと聞いています。
単純に既存の6+4の10両編成に代わるものだと思います。
ただ、東金線乗り入れの事を考えると予備が減ることは望ましくないので、京葉線~東金線直通の削減は避けられないと考えています。
T71のサハ2両廃車という噂もよくわかりません.
8連化ならモハユニット2両を廃車
6連化ならモハユニット2両+サハ2両廃車では?
京葉線関係は,通勤快速廃止で千葉市長等沿線から反発が出て快速で半年で復活させる等,
東金線関係も,6+4編成を廃止して直通列車を切れるような情勢ではないと思われます.
また,京葉のE233系5000番台はこれから更新が控えており,
6+4は2運用なので検査更新予備含めて4編成は残したいところです.
直近の幕張地区への転用は,踏切事故の209の代走とみるのが妥当でしょう.
房総地区で遠慮なく使えて,モハユニットを潰せる選択肢となれば,
E233の10連の大部分は中央総武線各駅停車に入れて,
E231-500を次の武蔵野線に入れ,
209-500やE231-0を房総地区に回す可能性が高いと思われます.
209-500やE231-0なら遠慮なくモハユニットでも潰せます.
E231-500番台もワンマン化工事が1/3強完了したところなので,辻褄は合います.
E233のモハやサハを潰さなくても済む選択肢があるのに潰す可能性は低いと思われます.
問題はそこまで複雑な車両転配を行うだけのコストと余剰サハ2両の減損処理を行うのではどちらが手間とコストがかからないか?、という部分ですね。
サハ1両の新製時の資産価値(=車両価格)が1.3億円程度と仮定して、法定耐用年数の13年に対して5年程度の使用であれば、国税庁の公表している定率法未償却残額表から推測すると現在の資産価値は2両合わせても約1.1億円程度と、残念ながら大概の場合においては廃車にすることによる損失よりも、廃車を避けるために必要なコストの方が多くなることは明らかかと思われます。
なお、上記のような選択肢の場合、モハユニット1組についてはH49編成と組み合わせることで6連3本を組成するとされていますね。
T71の1本だけならそこまで手間は掛けないでしょうが,H49は別として,
京浜東北からも4本程度,E233-2000が2本,その他決まったE235-0が6本と,
合計13本程度とかなりまとまった数になるでしょうから,
手間がかかっても消去法でE235と同様に中央総武線各駅停車投入だと思いますよ.
京葉でE233系10連×7本程度の受け入れは無理.
房総に持って行っても,モハユニット×6程度は最低でも潰す計算で勿体ないとなれば.
しかも機器更新完了後はE233系を中心に+数本程度のねん出も想定されます.
房総でE233系の冗長性は過剰ですし.
減価償却期間である13年未満の車両を廃車にするような転配属は、E231系の6ドア車のようにそれを正当化できる理由がない限りはしない、というのが大原則だと思います。
そう考えると、ひとまずは埼京線のE233系のワンマン運転・ATO対応改造工事の予備編成として埼京線に転属し、それが終わるころの需要動向を見極めて、埼京線に残る(運用増加への対応)とするか、京葉線の209系置き換えに回るか、の判断をするのではないでしょうか。
ワンマン運転の拡大は今の東日本経営陣の最優先課題として位置付けられており、南武線で実現できたということは、それよりも条件の良い線区では優先的に実施されるとみてよいでしょうからね。
どこぞのマニアが唐突に言い出した噂程度なら取り上げる価値も無いですよ。
ドアステッカーが剥がされたのが気になりますが、現状青編成の予備がギリギリかマイナスであり、今すぐに豊田から転出するのか疑問です。
(突発的な車両不足に備えた予備車としての扱いなら、ドアステッカーが剥がされてもしばらくは豊田残留もあると思います)