東京メトロ南北線9000系の8両編成化及び大規模改修について、2~4次車の13編成（9109~21F）が対象となることが明らかにされました。
5次車のE編成（9122F・9123F）や、既に改修されている1,2次車のA,B編成（9101~08F）は含まれていませんが、これらの編成は最終的にどうなるのでしょうか。
東京メトロ南北線9000系13編成を大規模改修+8両化
PR TIMESに配信された、東京メトロのニュースリリースによりますと、南北線9000系13編成分（09～21編成）に大規模改修を実施し、順次8両編成化する計画となるようでです。当初は15編成の機器更新と30両の車両の調達計画が過去に示され
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コメント
東京メトロ9000系のB修は9109F〜9121F、8両化は9122Fと9123Fも対象でしょうか。
今日ニュースサイトに配信された複数の記事によると、民営化後に新製された9122F・9123Fは、B修のみ実施が決まっているようですね。
南北線増結なんどが迷走しているのではないかと勝手に指摘されていましたが、分かる範囲で、個人的には車両製造数が見直された程度、概ね既定路線だったのでは思います。
（完了時期は恐らく遅れているでしょうね）
E編成は9000系で唯一新製時から純粋な3M3Tの編成で、8両化する場合はM車とT車を1両ずつ新造するか、中間付随車の9400号車の電装化が必要となり、C・D編成の増結とは異なる対応が求められることが見込まれました。
この辺りの変則対応でコストが嵩むことが見込まれ、それを避けたかったのであれば、E編成が増結対象から外れることには合点がいきます。
5次車へのT車増結には機器構成上B修の実施が必須ですが、車齢を考えるとB修適齢期と品川延伸開業のタイミングが重なるため、B修を実施せず同じく6連のまま残る1/2次車と共に延伸に備えて増備されるであろう新型車へと置き換えられる可能性は高そうです。
9109Fの分の中間車の出場から時間が経ってしまったことで、「中間車が製造されてしまった9109Fだけ仕方なく増結した」などという見方まで発生するほど悲観されていた9000系の増結ですが、元々2・3編成目は来年度に出てくるような計画で、外野が勘ぐり過ぎたような印象を持ってしまいますね。
8000系のD-SR対応からも、昨今の情勢下のメトロは既存車の延命による投資抑制を計っていることが窺える状況で、9109F以外全て新型車両で8両化するのはあまりにも非現実的な話でした。
改造費用が大きくなることが想定され、コロナに減収よってお金がないから、流石に中止だろうという見方が強かった印象でしたね。それでもやるというのは確かに私も意外でした。本当に上手くいくのかどうかは不明ですが。
「現在のところ新型車両への交代などは予定されていない」とあることから、9109Fを除いた残り12編成については順次8両化を進め、残りは6両のまま継続使用とするのでしょう。恐らくは6両運用と8両運用とに分け、それに呼応する形で運行系統も東急〜相鉄系統と品川系統とで分けるとが予想しています。
あとはSR車がどうなるかが気になりますね。
SR車ですが、8両編成の新型車両を1編成製造するという発表がしばらく前にありました。当初は17000系と共通設計の予定でしたが、その後完全オリジナルになることが判明しています。具体的な導入時期や、2編成目以降は導入するのか、現在使用している2000系はどうなるのか、などはあまりわかっていません(8両化はしない方針だったと思います)。
SR車もそろそろ新車が出て2000系も置き換え予定もありそう。
9000系のイメチェンは2009年製なので、C修するのではないでしょうか。B修車は車齢25年程度で改造されますので、フルカラー化とLCDの2画面化を行ってから、中間車を組み込むのではないでしょうか。
５次車は窓ガラスをはじめとした一点物のパーツが多く、台車の電送準備もされていません。
リニア開通と同時期の８両化でお別れとなると思います。