東武鉄道では今年度以降、東上線と直通先で活躍する9000系の置き換え用として90000系が導入予定となっています。置き換えられる9000系は現在電機子チョッパ制御の9000型7編成とVVVFインバータ制御の9050型2編成が存在します。
このうち9050型を巡っては東上線の新型車両計画が明らかとなった2024年4月時点では時期は未定とした上で置き換えられると明言されていましたが、90000系が発表された今年3月には動向が未定とされています。
90000系の現時点での導入本数は9000型と同数となっており9050型の置き換えに関しても情報が錯綜していますが、9050型は90000系に置き換えられるのでしょうか?

東武9000系代替の90000系が7編成導入へ 既存の9000系列より2編成減の理由は?
26日、東武9000系代替用の新型車両90000系の導入が発表されました。
導入数は7編成で、これは現存する9000系列のうち電機子チョッパ制御の9000型と一致しているものの、VVVFインバータ制御の9050型を含めたら2編成足りま...

東武東上線9000系代替用新型車両が計画
本日公表された東武鉄道の2024年度鉄道事業設備投資計画によると、東上線の9000系の代替更新の為、今年度に新型車両の設計業務を行うようです。同系列の置き換え計画が公表されるのは初めてとなります。◆2024年度の鉄道事業設備投資計画(PDF
コメント
将来的には、置き換えられるとは思います。
ただし、すでに他社では引退しててもおかしくない車両が多い会社なので、9050系のみメトロ運用からは外れて、一時的に地上運用で使い倒してから引退なのかなと思っています。
少なくとも9000型は廃車になるのでしょう。その頃には9108Fを除き全車車齢40年を超えますし、20000系中間車の全車廃車からもいよいよ10年、走行機器の部品供給がどうにもならなくなるでしょうから。
ただ9050型は・・・微妙なところですよね。いちおうVVVF世代ではありますが、車齢・残存寿命や走行機器が20400型との共通品であることを、東武が総合的に見てどう考えているか次第でしょうか。少なくとも、置き換えられる9000型より古い車両(編成)が東上線には複数在籍している以上、90000系の増備が7編成で終わるとは到底思えません。50000系の例からしても、それらの置換えのためだけに新形式を起こすこともないでしょう。
仮に廃車ならそれで終わり、残すなら(10030型で2編成のみ施工したように)20400型への部品取りとして機器更新、という形になるのが堅実なところでしょうか。1994年製ですから、(一度リニューアルしているといえ)車体修繕を行う可能性はまだありそうです。
各媒体での取材内容がいずれも真である場合、矛盾しない唯一の回答は「初回落成分での置き換えはないがいずれ置き換えのための2次増備を行う」でしょうか。
地上口にも未修繕のままそろそろ経年40年に到達しそうな10000型始め老朽車が多数在籍する中で、地下鉄直通車の形式統一まで踏み込むはともかく7編成の増備で終わり、というのは確かに考えにくく、追加増備は十分考えられますしその場合真っ先に置き換えられるのは9050型でしょうね。
一方今回の増備で置き換えられるかはまだ五分五分としか言えなさそうです。90000系予定増備分と50070型だけで地下鉄直通運用は充足できる数ですし、一方で地上口老朽車の存在を考えると置き換えた全編成がそのまま廃車というシナリオは考えにくく、その場合わざわざ地上口でも使える予備車を現状から減らすメリットも見えてきません。
9000型で唯一ビードプレスの9108Fを含めて言われることがありますが、いかんせん東上線は首都圏でも随一の車両不足な路線なので、予備車確保の観点からも地下直運用から離脱(あるいは一時期の9101Fのような緊急時用の予備編成化)して地上に専念するのではないでしょうか。
前述の理由のほかにも、9050型は「東武基準」ではまだ古すぎず、東上線にはより古いうえ未更新の10000型もいますのでまだ新しい9050型そのまま放るのはもったいない気がします。(最も9000型も東武基準、東上線基準では古すぎない方ではあるのですが)
さらには上記でも出ていますが、東上線は本線と比べて(両数という意味では)地下直との車両面での違いが小さい路線であり、地下直車以外、もしくは50070型の地上転用も考えられなくはない選択肢だと思います。これはあくまで妄想ではありますが、そうするならば、繋ぎとして9000型、9050型を残すということも考えられます。
少なくとも地下鉄直通からは撤退させるでしょう(東急もこれ以上他社車両の車種が増えるのを嫌がるでしょうし)。
ただし廃車とするのか地上線で使い倒すのかはわかりません。もっとも、9050型とほぼ同世代の機器を搭載する20400型系列が当面継続使用であることを鑑みると、少なくとも9000系のうち9050型は地上線専用として継続使用するかもしれません。
9000系や10030系とともに4連化して越生線や森林公園以北に転用されると予想します。
あくまで個人による予想です。
今年3月の時点で動向が未定とありますが、恐らくは残留(延命)を視野に入れていそうな感じがします。
置き換えが決定しているならそのような表現はしないように思います。
VVVF車であることが評価されていると仮定するならば、置き換えを急ぐ感じでもなさそうかと。
あとは仮に地下鉄直通から撤退したとしても、地上線専属として更に数年は使う流れもありそうです。
50070共々地下直から撤退して継続使用でしょう
※一部余字があったため再投稿します
以前の議題における主流意見としては、現在の他社直通運用が12運用あり、これを90000系7本により9000系(9000型・9050型)9本を置き換えたとしても、50070型を含めれば運用数に不足は生じないという見方がありました。ただし、地上運用における予備車が1本のみであるため、9050型は10連のまま地上運用に転用されるのではないか、という見解が一般的だったと記憶しています。
私もこの意見には同意していたのですが、今回「9050型については未定」との言及を受けて、改めて同様の議題が立てられた背景には、そうした想定が成り立たない・または一定期間持続しない可能性を示唆しているのではないかと感じています。
そこで、あくまで私見ではありますが、この議題に含まれていない要素を加味した予想を改めて示してみると、90000系がさらに7本増備されたうえで50070型が地上運用に回されたと仮定すると、結果として5~6本、あるいはそれと同数の10000系列や30000系を淘汰、または別用途に転用することが可能になります。
仮に10000系列の元分割・固定編成を再び分割し、10両6本から4両11本へと改造する場合、検査時期の違いなどから野田線のクハをそのまま転用することは難しいと見られるものの、野田線で発生する廃車体から運転台機器を、また東上線の8000系や9000系からは保安装置などを流用することで、部品の確保は可能かもしれません。
もっとも、界磁チョッパ制御方式を採用している10000系列を転用対象とするにはやや躊躇もあります。しかし、野田線からは1C8M制御装置を含む廃車部品が供出されるため、技術的には対応可能な範囲だと考えられます。同様に、すでに実施されている館林ローカル向けの2連運用についても、野田線の廃車車両や、私が想定する10000系列の4連化によって生じる不要車両から1C4M制御装置を転用することで、体制の維持は図れるでしょう。
または9050型を4連化と30000系を活用してより大胆な展開を図るとすれば、8000系4連11本を淘汰した上で館林ローカルの800型・850型(計9本)を全て置き換えるという構想も考えられなくはありません。しかしながら、これは改造規模が大きい割に得られる効果が限定的であることに加え、改造時点の扱いにも疑問が残ります。たとえば、9050型では電動車をすべて活用しながら、30000系の電動車を一部廃車とする矛盾などがそれに当たります。しかも館林ローカルでは10000系列の2連を用いれば必要な編成本数(編成長は別問題として)が確保できる状況にあるため、この構想については妥当性に欠けると判断し、今回は除外することとしました。
以前は上述のように9050型に9000型のクハを組み合わせて4連6本とし、東上線の末端区間や越生線ローカルにおける8000系の一部置き換えに充てるという案を考えていました。しかし、20400系列と異なり、この程度の本数では主力編成としての運用は難しく、現実味に欠けるとの結論に至りました。したがって、この構想は取り下げ、9050型については上述のような再配置に活用された後、最終的には廃車となる可能性が高いとの見方に修正しています。
なお、9050型に搭載されている主電動機の出力や制御装置のサフィックスが20400系列とは異なることから、部品としての互換性があるのか、あるいは流用が不可能なのかについては、私は確たる情報を持ち合わせておりません。
野田線80000系導入ペース次第だと思いますが恐らく2028年に地上転用になると思われます。
またその際の共に置換られる対象は50070ではなく50090系でないかと考えます。
理由としては50070系はLCD設置をしており他社と車齢的にも格差が少ないこと、50090系はLCライナー最先発で現状では電源サービス等設備が時代遅れになっていることから50090系を格下げ改造するための派生形式を8本程度導入しその中で9050系分の枠も置換えると思います。
そして50090と9050によって東上線の10000系列未修繕車を置き換えるのではないかと。
また2029年2030年にも導入を続け30000系を捻出し浅草口及び寄居ワンマン分11編成を置換をするかと。
2030年代に入ってからは豊住線開業によって50050系他20本が来ると思われますのでこの段階で30000系残り4本及び10030系修繕車7本と共に9050系2本も全廃になるかと。これでも50050系他はまだ7本残りますがそれは8連化して本線地上かと。
GTO-VVVFなので、2035年までには廃車でしょうか?先日の国土交通省の提言案によって、置き換え対象になりましたし。車内は案内表示機を除いて登場時のままだし…
>車内は案内表示機を除いて登場時のまま
副都心線対応工事の際に室内更新もしてますよ。9000型と比べると改修範囲は小さいですが、目立つ座席仕切板は落成時からのものではありません。